丸太引っ張り競争。 |
先日、ポーランドとチェコ、そしてスロバキア3国の接点に近いイステブナという町で『御者レース』があるというので行ってきました。御者というからには、いなきゃいけないのは馬。観光地では馬車での観光が目玉になっているところもありますがこちら山岳部。お洒落にパカパカと歩くのかといったら、そんなわけがない。レースに出るのは山岳部で荷物を運ぶ馬たち。人間で言うならガテン系の馬たちです。体を張って仕事をしている馬たちです。日ごろは額に汗して?働いているのでしょうが、レース当日は一張羅を着せられてレースに出ておりました。
レースの内容はといいますと、丸太の木を引っ張って時間を競うという比較的単純なものから、二人の人間がペアとなって、馬の後ろの荷台に丸太を載せて、ジグザグのコースを馬に一周ぐるっと走らせ、再び丸太を下ろし、時間を競うという少々複雑なものまで。
見ているほうにも力が入ります。周りを見渡すと、男性人の多くが目をキラキラさせながら見入っています。たしかに、優美とか粋とかいうレースではありませんが、土臭さ、男臭さを感じさせます。そんなところがいいのでしょうか。