バイワードマーケット。 |
オタワは、最初は「オタワ」ではなかった |
その後、オタワはカナダの首都になりました。1850年代のカナダで、この土地がイギリス・フランス両勢力のほぼ境界に位置していたのです(カナダの公用語が「英語」と「フランス語」なのをご存知ですか?)。オタワはオンタリオ州にありますが、橋を渡ってオタワ川を越えれば、その先は一般にフランス語が話されるケベック州です。ですから、オタワを歩いていると、英語とフランス語の両方が耳に入ってきます。
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バイワードマーケットのにぎわい
11月にもなると、日本(関東地方)の真冬のように寒いオタワ。バイワードマーケットといえば野菜や果物の露店がウリですが、こんな時期にもやっているのかしらと思っていたら、ありました。野菜はもちろん、商品を替えて、曇り空の下で元気にお客さんとやり取りする、威勢のいいおじちゃん、おばちゃんの姿が! 定番メープルシロップの露店は、季節を問わず一年を通してオープン。我が家では、2歳の息子がプレーンヨーグルトにメープルシロップを混ぜて食べるのが大好きなので、メープルシロップは必需品です。でも、これが意外と高いのが悩み。お土産用の瓶ではなく、シンプルな540ml入り缶に入ったものでも、スーパーマで買うと10ドル近く、1,000円ほどします(1ドル=100円の単純計算で)。それがマーケットでは、まったく同じものが税込みで8ドル(800円)! 「これは買うしかないでしょ」ということで、気づいたらすでに財布を握っていました。ほかにも、民芸品やニット製品、花を売るお店など、寒空にも関わらず活気があって、歩いているだけで楽しかったです。
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おしゃれなレストランやベーカリーなどが並ぶ地区
このバイワードマーケット、あるのは露店ばかりではありません。おしゃれなカフェやレストラン、ベーカリーなどもたくさん。今日はちょっとおいしいものが食べたい、料理を作らずにゆっくりしたいと思ったら、フラリと立ち寄るのにぴったりなんです。みなさんもオタワに来る機会があれば、ぜひ足をのばしてみてください。オタワのお菓子として有名な「ビーバーテール」も、このマーケットで買えますよ。
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