日本はもう紅葉は終わった頃でしょうか。
ここメキシコ中部高原地帯のグアダラハラは紅葉まっさかり。とはいえ、日本のように「錦色」とはなりませんが、それでも夏の間緑の濃かった葉は黄金色になり、舞い降りる落ち葉が郷愁を誘います。
しかし!日中の最高気温27度前後、照りつける太陽パワーは衰える事なく、朝晩の冷気で冷えきった体を「解凍」してくれます。
冬の訪れ
こうなるともう、夜のお供は体を温めてくれるテキーラ。 ビールの消費はここにきてぐっと減り、テキーラやワインなどが売れて来るんだとか(くれぐれも煽って飲むテキーラなどと考えないように)。 それもそのはず、晩秋の今、最低気温は7度程度になり、タイル貼りの床は冷え冷えするので、芯から温まれるテキーラなどがいいのです。 それまで、週末の夕方などには家々の庭先で行われていた食事会、飲み会も、寒くなってくるので屋内に撤退。少しは静かになると同時に、ちょっと淋しくもあります(と言っても、雪に囲まれるわけではないのですが)。 ここ、グアダラハラでは雪は降りません。最後に降ったのは20数年前。20代後半の友人はほとんど覚えていませんし、存在として雪を知りません。なのでちょっとお金の出来た人などはアメリカ中西部やカナダのスキー場に「雪と遊びに行く」わけです。 逆に、避寒地として、カナダやアメリカからリタイア組がグアダラハラ近郊に沢山滞在しに来ます。 ここから車で小一時間のところにあるメキシコ最大の湖チャパラ湖周辺には、彼らの「冬用コロニー」が出来上がっており、町中の看板などは英語とスペイン語の二カ国語で表記されているのも面白いところ。 |
11月2日の死者の日(11月12日の「死者の日」にリンクをお願いします)も終わると、みなさん気合い入れてクリスマスの用意に取りかかります。日本から来た私にしてみると、最低気温7度、最高気温27度のここでは「クリスマス?」と、実感も感慨も薄いのですが‥ 街の飾り付けも、オレンジ×黒×紫の「死者の日カラー」から、緑と赤のクリスマスカラーへと代わり、これでもか!とまたまた盛大に行います。 オフィス近くの公園が、「もみの木売り場」になっていたのでちょっと覗いてみました。 北部の農場?で育てられたもみの木を、S= 180cm, M=210cm, L=250cm前後とサイズ分けして売っています。お値段は400 ペソ(3000円弱)~900ペソ(6500円)前後。さすがに買いに来る人達は「それなりに」お金を持っているようなみなさん。だって生のもみの木ですよ?一度限りなわけなので、ここにそれだけお金をかけられる人はやはり限定されている様です。 もともと、もみの木に飾り付けをして、というのはカソリック的ではないので、メキシコではマイナーなクリスマスの光景。 では、カソリックばりばり、超メキシコ的なクリスマスってどうなのよ?ということで、それはもう少し時期が近づいてからお知らせしますね。 |
クリスマスのもみの木売り場、とはいえ、写っているお客さんたちの格好は「夏」でしょう? おほほ、これがメキシコです。 <来週は、パンも大好き!メキシコのパンについて> |