売れるんだから作らなきゃ |
世界159カ国に輸出されており、製造元のGrupo Modeloはコロナを含め13種類のビールを国内7カ所(8つ目を建造中)の醸造所で年間60million hectoliters(要するにめちゃくちゃ沢山)製造しています。
世界159カ国に輸出されており、製造元のGrupo Modeloはコロナを含め13種類のビールを国内7カ所(8つ目を建造中)の醸造所で年間60million hectoliters(要するにめちゃくちゃ沢山)製造しています。 |
コロナビールの工場見学!
国内最新設備を備えたこの工場で作られるビールは、ビールの苦みと酸味を生み出すホップ以外はすべて国内需給でまかなわれており、各原料の品質管理はとても厳しく、搬入時のチェックで少しでも基準を下回るとその搬入した大型車ごと「はい、だめ~」と突き返す程。
素材となる大麦の精製すらこの工場で行っているというので、素材、製品に関しての品質、安全管理はがっちり固められています。 加熱、発酵、撹拌、熟成、瓶詰め、ラベリングなどすべての工程を、1200人が3交代で24時間、止まる事なく作り続けています。分刻みで大量に生み出されるビールをランダムにピックアップし、その都度、工場内に設けられた試験場で数種類の検査、試験を行い、厳しい品質管理をしているがゆえに、このコロナビールは世界で飲まれるビールの5番目の地位を揺るがないものにしているわけです。
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「5S」で管理?
ここで驚いたのが、このグループがモットーとしているのが、日本発のお仕事作法「5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)」。日本式のお作法を見習おうと、会社全体がこの5Sを主に作業を進めており、至る所で清掃に従事するスタッフをみることが出来ました。検査室でも、機材や薬品は棚の中の決められた場所に収める様に5Sを徹底するほど。すごい!の一言、とともに、日本で生まれたこの感覚を取り込んでいることに少し嬉しくなりました。 さて。 難しい話しはともかく、約2時間の見学ツアーの終わりには、新商品のビール、しかも出来立て(当然ですよね)を試飲させていただき、グループの取り組みも聞かせていただきました。 ビールを作る、だけではなく、そこからできる社会貢献、地域貢献なども積極的に行い、自然環境に配慮した植樹、飲酒運転防止の啓蒙活動、もの作りを子供に教える教室など、興味深い活動をされています。 |
帰りがけに、スーパーで売られているビールをチェック。 今回のメーカー以外にももちろん沢山のビールが売られていますが、日本のような「一本売り」は滅多に見かけませんし、高くつくのが現実。最低でも350ml缶の6本セット(+おまけ1本)か、ファミリーサイズの1L瓶など、そのバリエーションは多岐にわたります。 この中から自分のお気に入りを見つけるのもまた楽しい。中には、同メーカーから「パーティパック」として、3種類の違うビールを詰め合わせた、飲み比べにちょうどいい8本セットがあったり。 今日はバーテン経験もある友人に、メキシコのビールカクテル「ミチェラーダ」の作り方を教わりました。地域によってさまざまですが、この辺りでのミチェラーダはトマトジュースベース。このトマトジュース、ミチェラーダ用につくられており、なんとハマグリの煮汁入り。ちょっと「どうなのよ?」と思うのですが、トマトジュースだけを飲んでみると意外や意外、濃厚なトマトの酸味をまろやかにするハマグリの出汁でなんとも奥深い。 かなり、好き! と、ここで「世界のいただきます!」特番。 で、このトマトジュースをスノースタイルにしたグラスに1/3、レモン汁大さじ1~2杯、塩少々(すべてお好みで加減)、そこに、冷えたクリアタイプ(ダークビールではないもの)のビールを注ぎ、飾りに唐辛子を乗せて、ハイ出来上がり。 すべて天然素材だし、野菜分もあるし、アルコールは低いし、汗をかいた後の塩分、ヴィタミン補給にもなるしで、「健康的でしょ」とのこと。 健康的かどうかは別として、軽いロングドリンクとして延々と楽しめる味です。 日本でも売られている食材で十分できるので、一度お試しください! <来週はちょっと茶ぁしばかへんかぁ?メキシコの喫茶店事情!> |