6月に入り、ポーランドの野菜・果物類も色鮮やかになってきました。冬には輸入物の果実が店頭に並ぶことはありますが、値段も高ければ味もいまひとつ、それに追い討ちをかけて店頭に並ぶまでにどれだけの農薬をかぶっているのかと考えた日には、購入を考えてしまうこともしばしば。そんな冬を越して初夏の今、ポーランドの鮮やかなるフルーツライフの季節が始まりました。
ところでポーランド、自家菜園をしている家庭がすくなくありません。自家菜園なんて、戸建てに住んでいる人にしかできないじゃないか、と思われるかもしれませんが、なんのなんの。高層住宅街に住んでいる人たちも庭持ちの方、結構いるんです。
ポーランドのあちらこちらに、庭だけを集めた一角があります。あえて日本語で言うと、総合庭宅って言うのでしょうか。
夏になると、朝から多くの家族が自分の庭に車でやってきて、そこで過ごします。多くの人は、その庭で果物や花を栽培し、多く取れすぎた果実などは、ジャムにして保存食に回すのがポーランド式。
こちら、隣人宅のさくらんぼを盗み食い?しているハト。この季節、人間だけでなくて鳥たちにもうれしい季節。 |
親戚宅のいちご。無農薬栽培であまいあまい。赤くなくても、そこそこの甘さがあるから不思議。 |