私を幸せにするライフスタイル BONITA message ~ いろいろな女性が自ら発信するコラム型WEB
私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2009.05.13.更新
  • この記事をはてなブックマークに登録する
  • この記事をGoogleブックマークに登録する
  • この記事をYahoo!ブックマークに登録する
  • この記事をlivedoor clipに登録する
  • この記事を@nifty クリップに登録する

■ ポーランド人 人生の目玉イベントの1つ・コムニア

忙しいポーランドの5月

コムニア集合写真。
コムニア集合写真。
 ポーランドの5月は国中でお祝い事があります。というのも、この時期から結婚式を挙げる人がぐっとふえ、毎週土曜・日曜はどこのレストランもホテルもそして教会も大都市などでは1年以上前から予約しないと場所が取れないぐらいの賑わいよう。それに輪をかけて、5月にはコムニア(聖体拝領)が行われます。


 このコムニア、日本人にはなじみのない行事ですが、大雑把に言ってしまえば、立派なキリスト教徒の共同体に入るお祝い事。この日を境に、子供達は教会で神父さんがミサの途中で『キリストの体』とされるパンを配る列に並び、頂くことができるのです。しかしこの日のためにする準備に必要とされる気力と体力そしてなにより財力は相当のもの。

親の務め

こちらがそのコムニア用ケーキ。ありがたい(?)教訓がケーキの上に書かれています。味はなかなか、で皆さんペロッと平らげてしまいました。
こちらがそのコムニア用ケーキ。ありがたい(?)教訓がケーキの上に書かれています。味はなかなか、で皆さんペロッと平らげてしまいました。
 この日のために子供達は学校の宗教の時間の他でも教会に通わなければなりません。この義務度、教会によって温度差があるのですが、厳しいところになると一度でも休むとなかば尋問のように欠席の理由を問い詰められ、お叱りを受けるというから生半可じゃない。もちろん親の付き添いですのでどんなに仕事があっても都合をつけて子供と教会に通うのが親の務め。

 そのうえ、親の務めで頭を悩ます、というか懐を悩ますのが、式の後に招待客をもてなすためにホテルやレストランでお食事会をするのですがその場所きめ。人気のあるレストランやホテルなどでは1年前以上前から予約をするのが普通というからすごい。この日の宴のためにクレジットを組む人もいるのでポーランド人のコムニアへの熱の入れよう、分かっていただけるでしょうか?

 一昔前は、多くの家族が料理人やお手伝いさんを雇って自宅でこの食時会をする人が多かったのですが、最近では掃除や準備や経費のことを考えるとレストランでやったほうが割に合うということで多くの家庭が家の外で行います。この食事会、ランチだけでは終わりません。ランチ→ケーキ→コールド・ミール→ディナーと続きます。
誰がそんなに食べるんだ!と思うのは私一人だけじゃないはず。
ランチ&ケーキで充分と思うのですが、この食事会は大抵夕方6時7時ごろまで続くので、やはりケーキの後に一食用意をするのが普通。
また、ケーキも普通のケーキではなく、コムニア用のケーキを用意。このようなケーキは1週間ぐらい前にケーキ屋さんの注文し、当日の朝、親が食事会の場所に運び込む手はずとなります。

軽やかになるのは心のみにあらず

女の子達の髪型は美容師も腕の見せ所!
女の子達の髪型は美容師も腕の見せ所!
こちらは招待客。右側の小学4年生の男の子もフォーマルな格好。左の5歳の男の子は脹ネクタイ!
こちらは招待客。右側の小学4年生の男の子もフォーマルな格好。左の5歳の男の子は脹ネクタイ!
 コムニアには基本的には自分の近親者(親兄弟・祖父母・従兄弟そして、いなければならないのが名付け親)を呼ぶのですが、大抵の客の数は10人を軽く越えます。ちなみに、自分の兄弟が4人いる友人は選別に選別をして30人の招待客がいたというので、総費用は相当なものだったようです。

 また、子供にはコムニアの時にしか着ない白い服、それに合わせた靴を新調し、多くの母親もおなじくこの日のために服を新調しますのでそのコムニア関係の総額たるや、計算するのも恐ろしい。

 
そして、懐が痛むのは招待する方だけではありません。招待される側も相当のプレゼント(もしくは現金)を包まなければなりません。最近ではプレゼントにパソコンやテレビ、携帯電話は当たり前というポーランド。物質的に豊かになりすぎたポーランド社会の子供達の精神面での問題が取り上げられているのですが、この話はまた別の機会に。


 何はともあれ、年子がいる我が家も、昨年に引き続き今年もコムニアを終え、心軽やかに、財布の中も軽やかになったのでした。
  • この記事をはてなブックマークに登録する
  • この記事をGoogleブックマークに登録する
  • この記事をYahoo!ブックマークに登録する
  • この記事をlivedoor clipに登録する
  • この記事を@nifty クリップに登録する
最近の記事
07.21.
日本人の私、好かれてる?
人間深く付き合えば国籍など関係なく友好関係を築けるが、そこに行き着くまでに「国籍」「民族」「宗教」という物差しがじゃますることも・・・。
07.07.
待っていました。バカンス到来!
待ちに待った季節がやってきました。さて、今年はどうしましょ。
06.23.
私に近寄らないで!真夏の危険な接近。
ポーランド、蚊の大量発生で国中大慌て!
06.09.
結婚シーズンの6月。結婚した証は何?
結婚指輪、ちゃんとはめていますか?
05.26.
彼女が離婚を選んだわけ
ポーランドの離婚事情、日本とは何が違う?
WRITERS NOTE
【NAME】ソルネク流 由樹
BONITAライターが、お届けするポーランドのこぼれ話。仕事の合間に読むのもよし、夜更けに一人で読むもよし。
<< 2019年6月 >>
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30