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2009.04.28.更新
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■ 第20回 あなたのニオイ、わたしのニオイ。☆体臭のフシギ☆


5月も目前に迫り、「夏日」なんてコトバがニュースで聞かれる日も出てきました。
そんな日に外出すると、早くも半袖の小学生が!うーん、季節先取り。


さて、この時期になると、明らかに増えてくるCMが。
それは、デオドラントスプレーをはじめとした、体のニオイを防ぐ製品のCM。
確かに、夏が近付くにつれて汗もかくようになるし、気になりますよね、自分のニオイ。


この自分のニオイ、いわゆる「体臭」ってヤツ。
何かの役に立ってくれているとも思えないし、一見、わずらわしいだけのもの。
でも、ヒトのカラダに備わったものの中で、意味のないものなんてひとつもない!・・・たぶん。
そんなわけで、今回のココロ☆ラボ、あえてこの忌み嫌われがちな「体臭」をテーマにいきたいと思います!

体臭の正体。

今の社会では(日本では特に)、体臭って聞くと、あんまりいいイメージはないですよね。
どっちかいうと「クサイ」とか、「なるべく防がないと」って感じで。
でも、この体臭へのイメージ、時代や文化によってけっこう大きな違いがあったりします。


たとえば、かの有名な、ナポレオン。彼は、愛するジョゼフィーヌに、
「私は明日の晩、パリに着く。風呂には入るな」という手紙を送ったことがあるとか。
どうやらその時代、体臭は興奮を誘うもの、というセクシーな一面ももっていたよう。
まぁ、ナポレオンがニオイフェチだったという可能性もゼロではないですが・・・。


では、そもそも、体臭って何なの?ってことですが。
そのニオイの正体は、「アポクリン腺」という汗腺から出る分泌物。
ちなみに、アポクリン腺は、腋の下など毛が密集しているところに多くあります。

実は、アポクリン腺から出る分泌物それ自体には、ほとんど匂いはないのです、が。
脂質やタンパク質が含まれているため、空気中のバクテリアがそれを分解することによって、あの独特のニオイが出てきちゃうのです。


ただ、あのニオイには意外な事実も!
成分を分析すると、香料のジャコウ(ムスク)によく似た科学組成をしていることがわかったんです。
そして、その成分は、時に「フェロモン」という魅惑的な名前で呼ばれることも。
「体臭」と「フェロモン」・・・随分イメージが違いますよね・・・。
こう聞くと、ナポレオンの手紙もちょっと納得、かも!?

体臭嗅ぎ分け大作戦。

さて、この「体臭」。
一緒に暮らしていて、同じ石鹸、同じシャンプー、同じタオルを使っていたとしても、なぜかそれぞれひとりひとりのニオイ、ってものが出来てくるんだから、実に不思議。

では、ここで問題。
私たちは、人それぞれ違うこのニオイを嗅ぎ分けることができるでしょうか?
これまでに行われてきた実験・研究を、3つのミッションにわけて見ていきましょう!



★Mission 1 :自分のニオイを識別せよ

イギリスにて実施された実験。
ボランティアの被験者に、1枚のTシャツを24時間着続けてもらいます。
もちろん、その間にシャワーを浴びたり、デオドラントを使うことは禁止。

そして、その後、3枚のシャツの中から自分の着ていたシャツをニオイだけを手がかりに選びます。
(自分以外のシャツ2枚も、誰かが24時間着ていたものなので、ある意味過酷な実験…。)
結果、被験者全員が、自分の着ていたシャツを見事ニオイだけで識別!
さらに、ほとんどの人が、自分以外のシャツについて、それを着ていたのが男性か女性かを当てることが出来たそう。


★Mission 2 :パートナーのニオイを識別せよ

ドイツ人・イタリア人・日本人が参加した、インターナショナルな実験。
被験者は、7晩続けて同じ木綿のシャツを着用します。
(さすがにシャワーなどはOK。でも香水やデオドラントは禁止。)


その後、10枚の着用済みシャツが渡されて、ニオイだけで自分のシャツと、自分のパートナー(配偶者や恋人)のシャツの識別に挑戦!
Mission 1 以上にキツそうな実験ですが、こちらでもやっぱり、人種に関係なくほとんどの人が自分のシャツ、パートナーのシャツを選び出すことが出来ました。


★Mission 3 :我が子のニオイを識別せよ

こちらの実験で、同じ服を着続けたのは、20人の生後間もない赤ちゃんたち。
24時間着用後、その服を1枚ずつ小さな穴のあいたダンボールに入れ、母親たちがニオイだけを手がかりに、我が子の服の入ったダンボールを当てる、というもの。


まず、通常分娩をしたのちに母乳で育てている、生後6日以内の赤ちゃんとお母さんたち。
20人がこの実験に挑戦した結果、16人が我が子のニオイを見事識別!


次に、帝王切開をしたのちに哺乳瓶のミルクで育てている、赤ちゃんとお母さんたち。
このグループは、母親と赤ちゃんの接触時間は平均2時間と短いものでしたが、それでも20人中13人が正解!
前出のグループには及ばなかったものの、20個のダンボールのうち1つを選ぶという確率から考えると、かなり高い正答率といえます。



はい。以上3つのミッションの結果を総合すると、どうやら私たちには、身近なヒトの親しみ深いニオイを嗅ぎ分ける力があるみたいですね。


また、さらにこれらの実験を通して
・男性より女性のほうがニオイを嗅ぎ分ける力に優れている
・日本人女性はヨーロッパ人女性に比べて体臭に対する不快感が強い
なんてこともわかっています。

クサイ、だけじゃないのです。

つまり、体臭って、相手と自分を区別したり、見知らぬものを見分けたりするのにとても有効な手段、ってワケ。
イヌやサルなど、他の哺乳類を見てても、それはわかりますよね。
自分のニオイをつけて縄張りを主張したり、初対面の相手とお互いのニオイを嗅ぎあったり。

ヒトがここまで進化を遂げた今、体臭なんていらないんじゃない?って意見もあるようですが。
これがまた、おもしろいことに、実は私たちは、知らず知らずのうちに恋人や配偶者をニオイで選んでいるかもしれない、って説があるんです。
でも、残念ながら、今回はここまで。その説の詳しい内容は、またの機会に☆


さっきも書いたとおり、私たち日本人(特に女性は)、体臭にとても敏感。
これには、もともと腋下腺が少ないっていう身体的特徴や、
入浴が習慣づいているっていう文化的特徴が、背景にあるよう。

だからどうしても、自分のニオイも他人のニオイも気になっちゃう。
お互いが快適に過ごせるように気を遣うのも、大切なマナー。
でも、その一方で、ただクサイだけじゃない。体臭にもそれなりの役割がちゃーんとある。
やっぱり、ヒトのカラダに備わったもので、意味のないものなんてない!のです。


あ、気付けば今回は、「ココロ☆ラボ」というより、「カラダ☆ラボ」みたいな内容になっちゃったかも。。。

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【NAME】後藤 未紀
ちょっと知りたい、相手の気持ち・自分の感情。日常のラブやライフに潜むいろいろな「ココロ」を分析します。当研究所に、ようこそ!
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