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2009.04.16.更新
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■ メ的セマナ・サンタ キリスト教最大のイベント

 メキシコ人の約9割がカソリック、残りもほとんどがプロテスタントというキリスト教的環境なので、4月6日からの2週間は宗教行事が続いております。
 この2週間、学校、公共機関はほとんどがお休み。雨期の前のバケーションシーズンでもあります。(文中の日付は2009年のもの。毎年日付が変わります)

バケーションか、祈りか

 バケーションで浮かれだっている人も多いのですが、本来はこの時期、ゴルゴタの丘で十字架に架けられ苦難を強いられたキリストの死を悼み、聖母マリアの悲しみを慰め、3日後の復活を祝うという、宗教上とても大切なシーズン。
 メキシコ国民の大半はカソリックなので、復活までの数日を主に祝います。

 判りやすく言うと、バケーションの前半1週間はセマナ・サンタで今年は4月の9~11日に集中して行事があり、後半一週間はパスクア(イースター)で復活祭となります。

 神父になる勉強もした大家のフランシスコが詳しく解説してくれました。

セマナ・サンタに何が行われるのか

 今日からセマナ・サンタが始まるよ、と周知させるため、5日の日曜日(パームサンデー)に教会は鐘を慣らし、ヤシの葉を持って訪れた信者たちを祝福し、信者達はその葉を一年間、魔除けとしてドアの後ろに置きます。
 
 9日の木曜日は、キリストが最後の晩餐を採ったとされる日で、人々は7つの教会を訪れて祈り、その門前で売られるエンパナーダなどを食べつつ、次の教会に向かいます。

 翌10日金曜日はキリストが十字架に架けられて亡くなった日とされ、クリスマスよりも重要な日。この日、人々は肉類は食べずに軽い食事だけですませ、聖母マリアの悲しみを慰めるために教会に行きます。この時期、教会は白と紫で飾り付けをしています(紫はキリスト教とユダヤ教では死を意味する色。)
 スペインのセビーリャ地方やメキシコのサン・ルイス・ポトシでは、聖母マリア像を担いでの大きなパレードもあります。

 11日土曜日は栄光の土曜と呼ばれ、死に伏しているキリストのために教会は灯りを消し、静寂を保ちます。この期間は世界は悪魔によって闇に包まれていると例えられています。
 夜の10時に悪魔は去り、再び神の栄光が世に訪れた事を知らせるために、全ての教会の全ての鐘が一斉に打ち鳴らされます。

 12日日曜はキリストが復活した日。
 ユダヤ教の過越でもあります。この日はキリストが死からよみがえりを果たしたとされる日ですが、ユダヤ教ではエジプトから追放された日、でもあります。

やっぱり食べたい!エンパナーダ

 教会の門前で売られているエンパナーダとは、要するにいろいろなフィリングを中にいれて焼いたパンやパイのこと。手のひらサイズなので女性でも3つくらいは食べられます。
 中身もイチゴ、パイナップル、桃、ミルクなどのジャム、カヘタと呼ばれる練乳とキャラメルの中間のようなもの、ツナ、マッシュルーム、チーズなどのおかずパン的なものまで、10種類以上が並びます。
 お値段も5ペソ(40円)から15ペソ(120円)まで様々。
 セマナ・サンタ前40日間の金曜日とセマナ・サンタ期は肉食は避けるようにと宗教的にいわれているため、お肉以外のものでお腹を満たそうという意味があるようです。
 また、教会前で売るのは数十年前にどこかのおばちゃんが「教会巡りをする人達に片手で食べられるものを」と、家で作ったエンパナーダを持って来て売ったのが始まりだとか。

 青唐辛子が混ぜ込んであるチーズのは美味しかったなぁ~。
イケメン兄さんの売るエンパナーダ
イケメン兄さんの売るエンパナーダ
大体が三角形をしています
大体が三角形をしています

というわけで、イベントに行ってきました

 10日の金曜日に、世界で3番目の規模と言われる「受難劇」が近くで行われたので行ってきました。

 普段は静かで寂れたこの街に、周辺から2万人が訪れて、この市民主催の受難劇を観に来ます。ごった返しています。正直、オーガナイズ、進行の手際の悪さにがっかりしてしまいましたがこれもメキシコ。思ったように運ばないものなのです。

 劇自体は熱の入った物で、キリストのエルサレム入城から、十字架を担がされて丘に貼付けられ、その足下で聖母マリアが嘆き、という数日間を3日に分けて描きます。

 手作りの衣装(兵士のヘルメット飾りが箒だったり)を身につけ、芝居っけたっぷりの役者から大根役者まで勢揃い。
 主役であるキリスト役になると、体力的にもとても大変なのですが、彼は残り一生、「受難劇でキリストをやったんだ」と大変な名誉だそうです。

手作り衣装で参加
手作り衣装で参加
映画の中に入り込んだ気にもなります
映画の中に入り込んだ気にもなります
今年のJesus役。数ヶ月前からトレーニングします
今年のJesus役。数ヶ月前からトレーニングします
あの丘の頂上で待っています
あの丘の頂上で待っています

 33度の炎天下、間に数時間の休みを取りながらのこの劇ですが、演じる方はもちろん、見る方も大変。例の20L入り水ボトルを担いだ青年たちが周り、観客に水を配ったり、救急車もちゃんと待機していたり。

 結局この日は朝10時から第一部が始まり、昼食休みを挟んで、終了したのが夜7時近く。

  最後に自分で担いで歩かされた十字架にキリストが架けられたときには、歓声というか憂いだ声が人々から上がっていました。(瞬間の写真がないのは、主催側 が最終地点を例年通りの場所から変更したことをまったくお知らせしてくれなかったため。私含めて数百人は丘の頂上で長い事待ってたのに。。。)

 翌11日土曜日の夜は、10時前後(時間が正確でないあたりもメキシコ的)に教会の鐘が打ち鳴らされ、至る所で花火が上がり、キリストの復活を祝っていました。
どんどん登って行きます。
どんどん登って行きます。
お待ちしておりましたのに。。。結局、丘の中腹で締めくくられました。
お待ちしておりましたのに。。。結局、丘の中腹で締めくくられました。
<来週は、メキシコで開催!アニメフェアの様子をお伝えします。>
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WRITERS NOTE
【NAME】萬田 海晴
メキシコ生活、早くも2年半が経ち、気がつけば6足のわらじ。。。それでも、毎日楽しく過ごし、つねにGracias Mexico!と叫んでおります。
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