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私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2009.04.01.更新
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■ エコなポーランド

エコ生活への長い道のり

こちらは原っぱに置かれている分別ゴミのコンテナー。残念ながら、瓶は色分けされておらず、プラスチック用のコンテナーも入り口が狭くて、使い勝手がいまひとつ。
こちらは原っぱに置かれている分別ゴミのコンテナー。残念ながら、瓶は色分けされておらず、プラスチック用のコンテナーも入り口が狭くて、使い勝手がいまひとつ。


「冗談でしょ・・・?」
これ、ポーランド人がごみを捨てているのを、間近に見た瞬間の心の中の科白。


 日本のキチキチの分別をやった後、少し緩めの(でも、大抵の人間が続けられそうな取締り具合の)ドイツのごみ分別経験をつんだ(?)私は、ここでも何かしらの義務的な分別があるのだろうと思いきいや・・・。
 ポーランドに来て、ここでごみの分別がされていないのには驚きました。ほんと、なんでもかんでも1つのゴミ袋に放り込んでいます。


 集合住宅には、住宅と住宅の間に共有ゴミ捨て場というのがありまして、そこに一般家庭ごみを捨てます。一応、その横にプラスチックと瓶を入れる容器があるのですが、どうみてもペットボトルばかり。そしてそれにひきかえ、一般ごみから、プラスチック製のお菓子の箱やケチャップの容器が飛び出てる。
 そう、プラスチックだらけ。

3人家族で360リットル vs 4人家族で120リットル

戸建て家用のゴミ箱。ごみ収集の前日は、いかに無駄なく詰め込むかが腕の見せ所。
戸建て家用のゴミ箱。ごみ収集の前日は、いかに無駄なく詰め込むかが腕の見せ所。

 戸建て住宅になると、大抵2週間に一回、家の前までゴミ収集車がやってきてごみを持っていきます。各家庭のゴミ箱からあふれ出ている袋には当たり前のごとく、缶や瓶がつめられています。私の住んでいる町では120リットルのゴミ箱を基準として1家族に一箱、二箱と貸し出ししているのですが、ある家族(両親に子供一人の3人家族)が「うちなんか3箱必要よ」というから、一体どんなごみが発生するんだ、と不思議に思っていたら(我が家は大人2人に子供2人の4人家族ですがゴミ箱1箱で充分)、缶も瓶もペットボトルもぜんぶまとめて「ごみ」と捨てておりました。
 ま、確かにごみなんですが・・・・。

 このような戸建ての並ぶ家の界隈では、一定区域にプラスチック分別ボックス、瓶収集ボックスがあるのですが、絶対数が少ないのは事実。よって、非常に遠いところにあると感じる家庭では「ええい、めんどくさい」となって、自分の家のゴミ箱に入れてしまうんですね。
 
 それを考慮してか、今年に入り、一般家庭のごみ収集代がぐっと値上がりしました。分別をして、自宅で出すごみの量を減らさないと、ごみ代が家計を圧迫しはじめます。

踏み出した一歩

こちら、仏系スーパーでマイ・バッグがないときに買うBIO袋。6ヶ月から1年で土に返ります。
こちら、仏系スーパーでマイ・バッグがないときに買うBIO袋。6ヶ月から1年で土に返ります。

 スーパーでもらう袋もしかり。
某独系のスーパーはある日突然「今日から有料です」とやってのけたところがありました。客の反応が凄かった。
「こんな買いものしているのに、袋を渡さないとはどういうことだ!」
「二度とここで買いものしないぞ!」
「お前達の上司に言いつけてやる!」
レジのところで喧嘩をしているのを幾度か見ました。
ポーランド人のエコ意識がここまで低いのかと、エコを声高に謳っている日本→ドイツと渡ってきた私には驚きだったのですが、どうもエコに関する意識のずれと情報不足があるような。
簡単に言ってしまえば以下のような図に。

日本・・・スーパーの袋を有料にする → 余分なごみが減り環境にやさしい(・・と人は考える)
ポーランド・・・スーパーの袋を有料にする→スーパーが儲かる(自分は余計な支払いをしなければならない)
 
 その後、大手スーパーで混雑を起さずに袋有料化に踏み切れたのは仏系スーパー。移行期間を1ヶ月以上もうけて、大々的に「環境を守るため」と宣伝して袋を有料化しました。袋を減らすことが地球の環境にいいこと、と宣伝したら、ちゃんとリアクションの在るポーランド。

 もちろん、ポーランドにも環境問題に取り組んでいる人は多くいます。が、近年経済上昇の波と共に大量消費が富の証!という風潮のあった社会ではなかなか、相容れなかった感があります。
 それでも、すこしづつ、人々の意識に変化は見られ始めてます。学校では、限りある地球の資源を大切にしようという授業が盛り込まれ始めています。また、電力会社でも節電電球(購入時には従来の電球より高いけど、同じ明るさで電力が節電でき、寿命が長い電球)への切り替えを推進するべく、クーポン券を全世帯に送るなどのアクションをとり始めています。

 子供達に、綺麗な地球を残すために、ポーランドも小さな一歩を踏み出したところです。
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【NAME】ソルネク流 由樹
BONITAライターが、お届けするポーランドのこぼれ話。仕事の合間に読むのもよし、夜更けに一人で読むもよし。
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