ポーランドのケーキ屋さんは、こちらのようにパン屋さんと兼業が多いのです。 |
スイーツ好きにはたまらない、ポーランドのおやつの時間。私が子供の頃、ケーキなんて代物は誕生日の時ぐらいしか食べた記憶がないのですが、その当時、物不足だと騒いでいたはずのポーランドにいた主人は、毎週日曜日になるとケーキを食べていたというから、よだれが出るほど羨ましい子供時代。
で、どんなケーキを買ってもらったのか?と思いきや、なんと買ってもらったことはないというではありませんか。すべて、母親が焼いていたそうだ。その種類たるや、私たちがお誕生日ケーキと思っている、ショートケーキをはじめ、シナモン・ロール、ゼリー固めのケーキ、フルーツケーキとケーキ屋さんが立派に開けそう。
でも、これ、彼の母親が特別というわけではなく、現在50歳を越している年代の女性はほぼ例外なく、(仕上がり具合は別として)いとも簡単にケーキを焼きます。だから、突然のお客さんがやってきても大丈夫。
なんで、アポ無しで突然お客さんが家にくるんだ、と思われる方いると思いますが、これ、ポーランドでよくあった訪問パターン。10年ぐらい前には、なんとポーランド、電話がない家もまだ結構あったので、突然「こんにちは~やってきました~」というケースがあったのです。ちなみに、今現在ではそういうアポ無しの訪問は減ってはいますが、突然の電話で「今からそっちにいってもいい?」という訪問形態はいまだ健在。
客がやって来たら、もてなしをしなければ!と燃えるのがここの国民。客のもてなしには全身全霊をかけて挑みます。