さてさて、それではこの勢いで、もう一問いってみましょうか。
さっきの問題よりちょっと時間がかかるかもしれませんが、お時間があるならぜひ、ペンを片手に挑戦を!
まず、練習問題。
29ℓの水瓶Aと3ℓの水瓶Bを使って、20ℓの水を測ってください。
これは簡単ですね。水瓶A(29ℓ)から、水瓶Bで3杯分(3ℓ×3=9ℓ)汲み出せば、残りが20ℓになります。
さぁ、ここからが本番。6問あります。練習問題からパワーアップして、水瓶はA,B,Cの3つ。
その3つの水瓶を用いて、決まった水の量を測ってください。それではいきますよ~!
①21ℓの水瓶Aと127ℓの水瓶Bと3ℓの水瓶Cを使って、100ℓの水を測ってください。
②18ℓの水瓶Aと43ℓの水瓶Bと10ℓの水瓶Cを使って、5ℓの水を測ってください。
③9ℓの水瓶Aと42ℓの水瓶Bと6ℓの水瓶Cを使って、21ℓの水を測ってください。
④20ℓの水瓶Aと59ℓの水瓶Bと4ℓの水瓶Cを使って、31ℓの水を測ってください。
⑤18ℓの水瓶Aと48ℓの水瓶Bと4ℓの水瓶Cを使って、22ℓの水を測ってください。
⑥14ℓの水瓶Aと36ℓの水瓶Bと8ℓの水瓶Cを使って、6ℓの水を測ってください。
はい、お疲れさまでした~~!!
中には、問題をざっと見ただけでめんどくさくなって、計算せずに結論にきちゃった、という方も
いらっしゃると思いますが…気持ち、わかります(^-^;
全部ちゃんと解いてくださったという方々、ありがとうございます!そんなみなさんは、きっと気付かれましたよね。
「なんだ、全部おんなじ解き方で解けるんだ」って。
そうなんです。この①~⑥の問題、解き方はみんな一緒。
「Bの水瓶から、Aの水瓶1杯分、Cの水瓶2杯分を汲み出す」という、「B-A-2C」が共通の解答になっているんです。
でも、カンのいい方は、さらに気付かれたハズ。
⑤、⑥はもっと簡単な解き方があることがあるってことに。
そう言われて見直してみると、⑤は「A+C」で、⑥は「A-C」で解けますよね。
どうでした?みなさんはその簡単な式を使えたでしょうか。
使えた!というアナタは、やわらかアタマの持ち主。
でも、①から④で使ってきた「B-A-2C」の式を思わず使ったという方も、けっこういらっしゃったんじゃないでしょうか。
これは「ルーチンスの水瓶」と呼ばれる課題からの抜粋だったのですが、ホンモノの「ルーチンスの水瓶」課題は全10問。同じように、6問目以降の問題は、5問目までと同じ方法でも解けるけどもっと簡単な解き方がある、というふうになっていたわけです。
ルーチンスがこの課題を1000人以上の人にやってもらったところ、83%の人が5問目までのやり方に固執して、6問目以降も遠回りな解き方をしてしまったということです。
それを受け、ルーチンスは、
「過去経験によって作られた『心理的な構え』が、問題解決を妨げることがある」と言っています。

