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2009.02.23.更新
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■ 筑紫哲也さんの「お別れ会」が開催される

さまざまな花が咲き誇る季節。

沖縄に咲く桜(2月9日撮影)。
沖縄に咲く桜(2月9日撮影)。
 1月下旬から沖縄では桜が咲き始めている。沖縄で人気の桜のスポットは本部町の八重岳で、桜の開花を見ようと多くの人が県内外からやってくる。沖縄の桜は「緋寒桜」という。バラ科サクラ属サクラ亜属の落葉高木で、北上して行くソメイヨシノのサクラ前線と違い、沖縄本島を北から開花して、南下していく。今頃は那覇あたりでも桜を見ることができる。

 また、同じ時期に北中城村では10万本のひまわりが花開いている。これは、もともと緑肥用として植えられていたものだが、村民がボランティアで種をまき、手入れをしたものだ。今年から村の催しの目を引くスポットとして多くの人に知られるようになった。

北中城村のひまわり(2月8日撮影)
北中城村のひまわり(2月8日撮影)

 その他、金武町の水田では児童たちが撒いたコスモスが満開になって話題を呼んでいる。冬の沖縄の気温は日中19℃(2月20日現在)。この他にも、ハイビスカス、菜の花がにぎやかに咲き誇っている。

 東京出身の私からすると、まさに「夢のような光景」だ。そして、咲き乱れる花々を目にして、ネーネーズの歌った沖縄の歌・「黄金の花」が耳朶を掠める。

あなたの生まれたその国に
どんな花が咲きますか?
神が与えた宝物
それはお金じゃないはずよ


 これはTBS系列の報道番組・NEWS23のエンディングの曲としても用いられ、多くの人の心を揺さぶった。また、サミットを沖縄で開催させた小渕恵三(当時首相。故人)もこの曲を好み、歌詞を必死に覚えようとしていたというエピソードが「沖縄タイムス」では紹介されている。そうした契機を与えたのは昨年亡くなった筑紫哲也氏(故人)であった。

マイノリティであるが故の問題とむきあった筑紫哲也氏

故・筑紫哲也氏(TBS NEWS23のサイトより)
故・筑紫哲也氏(TBS NEWS23のサイトより)

 氏は「沖縄の恩人」とも評される。ややもすると、マスコミの流す「リゾート地としての沖縄」ばかりが注目されがちであるが、日本において「マイノリティ」であるが故の沖縄の抱える問題を氏は「偏向しているのではないか?」と非難されながらも一貫して訴えつづけた。


 沖縄の抱える問題は「沖縄だけの」問題ではなく、日本の抱える問題と垂直につながっている。そのことは、沖縄で生活していると痛いほど感じる。生涯ぶれずにその沖縄の抱える問題と向き合ってきたがゆえに筑紫氏は沖縄県民にとって「信頼に足るジャーナリスト」としていつまでも愛されつづけるだろう。



 「黄金の花」を世に広めた筑紫哲也氏の「お別れ会」が今月24日、那覇市民会館大ホールで開かれる。多くの花が沖縄の各地で咲き香るこの日は、まさに氏を送るには最良の日なのかもしれない。

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WRITERS NOTE
【NAME】佐々木仁孝
沖縄は「癒しの島」とマスコミなどに謳われて久しいですが、実際の沖縄生活はどうなのか。移住者(ときに沖縄県民)を取材し、その実態をご紹介します。
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