ドアもガラスもなにもなし。どうぞお気軽にお入りください。この辺りのギャラリーはみんなこのスタイル |
メキシコを代表する画家、フリーダ・カーロなどの超有名高級画家はさておき、この街のメインストリートの両側には、一般家庭の壁に気軽に飾れる「お値打ち」な絵画を売る店が並び、その奥には必ず、狭いながらも創作スペースが儲けられている。
一枚何十万もするような高級絵画には御法度の、直射日光、ホコリ、雨もなんのその。ここに集まる絵は、観光客や地元の人達がポスター代わりに掛けられる物ばかりで、もちろん時代の流行によってその絵とキャンバスの形状はどんどん変わって行く。ここ数年の流行は、一枚の絵を、縦長の三枚のキャンバスに描き分けるタイプのもの。シンプルな果物の絵や、動物のアップの絵、夕焼けの中を歩くドン・キホーテの絵などが売れているとのこと。(ギャラリー名:El Quijote de la Manchaとはドン・キホーテの小説のオリジナルタイトル)