私を幸せにするライフスタイル BONITA message ~ いろいろな女性が自ら発信するコラム型WEB
私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2009.01.28.更新
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■ ポーランドの不健康な国民スポーツ

あなたのものは私のもの 私のものは宝物

このような屋外ショーでは泥棒天国。よっぽど気をつけていないと、かばんの中身と丸ごと さようなら
このような屋外ショーでは泥棒天国。よっぽど気をつけていないと、かばんの中身と丸ごと さようなら

『ポーランドに行って来い。お前の車はあそこにある。』
『行きは歩き、帰りは自転車で』
というのは西のヨーロッパでよく聞くポーランド人のジョークだそうで、ポーランド人とみれば『こそ泥』というイメージがあるそうです。

 確かに、私が以前勤務していた会社では、それはそれはもう、社内で頻繁に物がなくなっていました。休憩室にある従業員用の給湯ポットなどはすぐ、消えてなくなりました。トイレの鏡もなくなりました。極めつけはドア(!)まで盗まれたそうですからこれまたすごい。

 いったいどうやって運び出したのだろうと話に花が咲きましたが、私がいた部署での会話は
『仕方ないだろ。盗みは国民的スポーツなんだから。』の一言で、みな苦笑いしながらも納得。スポーツにしては例外的に不健康ですがね。

割が合わない 泥棒人生

こちら、ポーランドの某都市の裁判所。左側の網のある建物は、容疑者一時収容所。
こちら、ポーランドの某都市の裁判所。左側の網のある建物は、容疑者一時収容所。

 
 昨年末発表のイギリスのCenter for Retail Researchによる軽犯罪(窃盗などの)の統計ではポーランド人はハンガリー人、チェコ人、ギリシャ人、アメリカ人に比較して少ないという報告をしています。
 さらに、客の窃盗による店の被害額という項目ではポーランド、堂々ヨーロッパ1の低さにかがやきました。えらいぞ!ポーランド!運動不足になっているかもしれないけど、えらい!
 人の意識が変わってきたのでしょうが。それとも、防犯システムが向上して、店での窃盗が難しくなったのでしょうか。

 また、この4年で小犯罪(窃盗を含む)は3分の1に減少、押し入り強盗件数も半分に。車の盗難件数はこの6年間で3分の1以下というから、防犯システムというよりは、意識の変化が大きいみたいです。


 そこそこ教育がある人は窃盗などいたしません。だいたいポーランド、多くの会社では、入社時に新入社員から裁判所発行の『無犯罪証明』なるものの提出を義務付けます。窃盗も立派な犯罪。一度警察のご厄介になると、この証明書が提出できなくなります。そうなると、社会保障などがしっかりした会社では働けなくなります。

 ポーランドはここ数年バブルが続いていましたので、窃盗なんてせせこましいことしなくても、ちょっと働けばちゃんと欲しいものは買えるようになっていましたし、アイデアと努力次第では学歴など全く関係なく高所得者の仲間入りになることができる、という社会ができてきていましたので、ちっちゃな盗みをしても割に合わない!

盗まない ポーランド人

ポーランドのパトカー。
ポーランドのパトカー。
 実は、私、つい数ヶ月前まで『骨董』携帯を持っておりました。機能は最小限の中の最小限、というタイプ。機能がたくさんあっても使いきれない、説明書を読むのが大嫌いな私にはそれで十分だったのですが、ある日、その携帯を散歩中に失くしてしまいました。
 携帯本体より、中に入っているデータの方に未練がありまして、あちこち探したのですが見つからない。同日の夕方、連れといっしょにもう1度同じ道を歩いて、呼び出し音をだしてもらうと、なぜか頭の上から聞きなれたメロディーが。音に導かれていってみると、なんと、私の携帯が木にぶら下がっている。盗まれてなかった!誰かが見つけた後、木にぶら下げておいてくれたみたいです。

 誰も盗まなかったのは、窃盗をしたくなかったからか、それともその携帯があまりにも骨董過ぎて、盗る意欲までそがれたのかは今でも謎なのですが・・・。
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【NAME】ソルネク流 由樹
BONITAライターが、お届けするポーランドのこぼれ話。仕事の合間に読むのもよし、夜更けに一人で読むもよし。
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