ニラカナちゃん春色バージョン。 |
「ニラカナちゃん現象」が起こる。 |
スピリチャルカウンセラーの目にもとまる。
「これはものすごい癒しの力を持ったものよ!」 と絶賛し、カウンセリング用に、と10色のニラカナちゃんをオーダーしていくこともあった。このカウンセラーから紹介を受けてしばしば、何か人生に困った人が工房を訪れては、県外からもニラカナちゃんが求められるようになった。やがて沖縄では、ニラカナちゃん愛好家の会が結成され、ニラカナちゃんは、沖縄三越でも販売されるようになっていった。 |
それ見たことある、やんばるの森の中で!
そんなある日、工房を訪ねてきた親子が工房の「ニラカナちゃんコーナー」に書かれたキャプションをしげしげと眺め、「ほら、やっぱり妖精なのよ!」と叫んだ。 |
「この妖精の名前は、ニラカナちゃんって言うんですか?」 とお母さんに訊ねられた。 「そうですが、それは勝手に私が名づけたもので、本当の名前はわかりません。インスピレーションを受けて作ったことは事実ですが、モデルがあったわけではなく、私の完全なオリジナルだと思っていました」 と答えると、不思議なことってあるんですね、と親子はしばらく興奮した様子で、「せっかくだから」といって2体のニラカナちゃんを購入された。そのとき、小学2年生の娘さんから、「これはプレゼントします」とやんばるの森の中に写っているニラカナちゃんの写真を頂いた。 「あまりに怖かったので、ユタにみてもらったんですけど、悪い霊でも低級な霊でもないので、安心しなさい。精霊の類ですといわれて、安心していたんです。今日工房で、妖精だってわかったので、本当に安心できました」 親子はそういって深々と頭を下げ、工房を後にした。
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琉球ガラス工房でで再起--おきなわ文学賞を受賞。
グラスアート青い風
ニラカナちゃんのある工房 9:00~18:00(年中無休) 【住所】沖縄県読谷村高志保915 Gala青い海内 TEL098-958-2000 info@okinawa-umikaze.com
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