私を幸せにするライフスタイル BONITA message ~ いろいろな女性が自ら発信するコラム型WEB
私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2009.01.14.更新
  • この記事をはてなブックマークに登録する
  • この記事をGoogleブックマークに登録する
  • この記事をYahoo!ブックマークに登録する
  • この記事をlivedoor clipに登録する
  • この記事を@nifty クリップに登録する

■ ポーランド人が太陽を愛するわけ

太陽はどこいった

太陽が出たら、子供も犬も一目散で外に出る。
太陽が出たら、子供も犬も一目散で外に出る。

 東京の平均年間日照時間は、約1847時間。それに引き換えポーランドの平均日照時間は約1600時間。日本の北国、札幌の約1775時間に比べてもかなり短いのですが、太陽の光が人間の気分に作用する、というのを聞いたことがある方、結構いるのでは。


 これ、聞いただけではピンとこないと思いますが、私自身、日本の関東地方出身で、冬も太陽に恵まれている地で育ちました。よって、太陽が足りないとどうなるか、というより、太陽が足りない状態というのがよく分からなかったのですが、ポーランドに来て2年目で、冬になると起こる気分の変化に気がつきました。なんだか、滅入るのです。何も原因が無いのに疲労感、倦怠感がいっぺんにやってきた感じ。窓から外を眺めれば、空は灰色。気分も灰色。そんな時、ポーランド人の友人に言われた一言。「太陽が足りないんじゃない?」

日本にいると太陽のありがたさを感じるのは布団を干す時と洗濯物を干す時。それ以外は『美白』『日焼けをしない!』を座右の銘(?!)とし、年中通して長年太陽に背を向ける生活を送っていた私。愛でる植物は向日葵じゃなくてドクダミとコケ。それがここにきて、そんな長年のポリシーをかなぐり捨てて、太陽の下めがけてまっしぐら・・・せざるをえなくなりました。


 確かに、太陽の下にいると気分がよくなるのです。体の奥底からジワジワと灰色な気分が取り払われる感じというのでしょうか。その後、足が自然と太陽の方に向いてしまうようになったのですが、これ、私が今まで日本で冬の太陽に慣れていて、その反動で太陽が恋しくなっていると思ったらどうも違うみたいです。

 

ポーランドでも、よくよく観察すると、太陽のあるところに彼らあり。道路を挟んだ2つの道、一方は太陽が照っていて、もう一方は日陰となると、ポーランド人ならほぼ間違いなく、太陽がでている道を選びます。特に冬場は太陽が少しでも出ると、小さな子供のいる家庭ではすぐ、防寒着を着せて子供を散歩につれ出します。

最近でこそ、真夏の12時前後は子供達を太陽の下で遊ばせるのは危険である、という情報が西ヨーロッパから入ってきて紹介はされてはいますが、実際のところ、まだまだ真夏の太陽の下で子供を遊ばす親も多く、親もそのついでに太陽に当たっているのが現状です。

 

太陽を浴びたりないと

これがポーランドで販売されている一般的な肝油カプセル。
これがポーランドで販売されている一般的な肝油カプセル。

気分がよくなっても、太陽光線が足りないのは事実。さて、太陽光線が足りないと何が困るかといいますと、太陽紫外線によって人間体内にできるビタミンDが不足してきます。このビタミンD、骨の育成に非常に重要な栄養素。これが不足すると、『かっけ』や『くる病』になります。高齢者になりますと、骨粗しょう症になる危険も高くなります。
 
 しかし、ポーランド国内で摂取できる太陽光線には限度があるので、こちらではビタミンDそのものの『魚の肝油』の摂取が奨励されています。
 
 昔はそれこそ、臭いの非常にきつい油をそのまま、スプーンですくって飲んでいたようですが、現在は薬局などでグミのようなやわらかいカプセルに詰められて販売されています。

秋の終わりになると、多くのポーランド人がこの肝油カプセルを買い始めるので、薬局で品切れになっていることもしばしば。

ポーランド人、太陽と共にあり

こちらはポーランドの海水浴場。老いも若きも、惜しみなく焼いております。
こちらはポーランドの海水浴場。老いも若きも、惜しみなく焼いております。

 ポーランド人、彼らのバカンス先もどこもかしこも太陽のあるところ。ここ数年は夏のブルガリア、クロアチア、スペイン、ギリシャが人気の滞在先だったのですが、昨年ぐらいからエジプト、トルコがこれに加わっています。どうも太陽エネルギー体内蓄積にでかけているようです。そんな、ソーラー電池のような太陽エネルギーの蓄えができるのか、という疑問が聞こえてきそうですが、その答えは・・・できる(気がします)。


 実際、夏に沢山太陽を浴びておくと、冬も比較的乗り越しやすくなります。また、大抵のポーランド女性は夏の白い肌をかっこ悪い、と思っていますし、その後日焼けサロンにでも通わない場合、秋ごろには日焼けのあとなんてなくなるので、思う存分日光浴をしております。これが日本人の場合は、潔く 『美白』 なんて言葉はきれいさっぱりと忘れる必要がありますが・・・。

  • この記事をはてなブックマークに登録する
  • この記事をGoogleブックマークに登録する
  • この記事をYahoo!ブックマークに登録する
  • この記事をlivedoor clipに登録する
  • この記事を@nifty クリップに登録する
最近の記事
07.21.
日本人の私、好かれてる?
人間深く付き合えば国籍など関係なく友好関係を築けるが、そこに行き着くまでに「国籍」「民族」「宗教」という物差しがじゃますることも・・・。
07.07.
待っていました。バカンス到来!
待ちに待った季節がやってきました。さて、今年はどうしましょ。
06.23.
私に近寄らないで!真夏の危険な接近。
ポーランド、蚊の大量発生で国中大慌て!
06.09.
結婚シーズンの6月。結婚した証は何?
結婚指輪、ちゃんとはめていますか?
05.26.
彼女が離婚を選んだわけ
ポーランドの離婚事情、日本とは何が違う?
WRITERS NOTE
【NAME】ソルネク流 由樹
BONITAライターが、お届けするポーランドのこぼれ話。仕事の合間に読むのもよし、夜更けに一人で読むもよし。
<< 2019年11月 >>
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930