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2008.12.24.更新
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■ こい・恋・鯉?24日のポーランド

静かな夜を迎える前に・・・

12月にはいると、このような天使の格好をした女の子がお店のなかで、クリスマスにかかせないオプワトゥキと呼ばれる、薄いおせんべいのようなものを売ります。クリスマス当日はこのオプワトゥキをお互いに割りながら、お互いの成功や健康を祈ります。
12月にはいると、このような天使の格好をした女の子がお店のなかで、クリスマスにかかせないオプワトゥキと呼ばれる、薄いおせんべいのようなものを売ります。クリスマス当日はこのオプワトゥキをお互いに割りながら、お互いの成功や健康を祈ります。

 今日はクリスマスイブ。

ポーランドのクリスマスは、日本のお正月のようなものです。

家族や身近な人といっしょに、静かに家で過ごす。

ポーランド人の多くが一番好きだという祝日です。

 

 ポーランドのクリスマスは24日の夕方、夜空に一番星が見えたときから始まります。

 しかし、その星が見える前に・・・・

 

 24日の朝、クリスマスツリーを買いに行く人の姿がまだ見られます。この人たちは本物のモミの木を買いたい人たち。もちろん12月に入ったら本物のもみの木は森の近くや、大型スーパーマーケットの駐車場などの屋外で売ってはいますが、団地住まいになるとそのモミの木を置く場所に困るのでぎりぎり購入。飾りつけは多くの家で23日、もしくは24日に家族総出で行われます

鯉よ、こい!

 そして、当日男性の仕事は鯉との戦い。

何でこの日に鯉と格闘しなければならないのかといいますと、ポーランドではクリスマス・イブに肉は食べません。メイン・ディッシュはこちらの鯉となります。12月の半ばを過ぎるとあちらこちらで、生きた鯉が売られ始めます。新鮮な鯉を食べたい人は、数日前に生きたまま購入して自宅の風呂場で泳がせます。泥抜きをするんですね。もちろん、処理された鯉も売っておりますが、鮮度が命の川魚。生きたままお持ち帰りの人が結構います。

 

当日、さっくりと鯉の始末が終われば万々歳。たまに激しく格闘したあげく、その鯉を台所まで運ぶ途中で、この日のために磨き上げられたぴかぴかの廊下を血だらけにして奥さんにこっぴどく怒られたりする知り合いがいますが、ここから、この鯉は女性の手に。

この日の女性はとにかく立ちっぱなしの働きっぱなし。台所のガスコンロ、レンジもオーブン、フル稼働。台所にこもりっきりになります。


 その間男性が何をするか?

先ほどの鯉のうろこを乾燥させています。

なにを遊んでいるんだと思われるかもしれませんが、実は、ポーランドではこのクリスマスの鯉のうろこを乾燥させたものを財布の中にいれておくと、次のクリスマスまでお財布の中がお金で潤うという言い伝えがあるのです。『うろこが乾燥したぞ~』という一声で皆仕事の手を休め、ここでしばし、うろこ争奪戦。


 昨年は一番大きいうろこをゲットしたのですが、横で義理の妹にかなり羨ましそうな顔でじっと手元をみつめられたので、譲ってしまいました。この1年で『言い伝えは、えして真実』、ということを痛感しましたので、今年の争奪戦は全身全霊をこめて挑みたいと思います。

テーブル・セッティング

こちらは昨年の食事後の風景ですが、ご覧下さい。お皿1セットは手付かずで綺麗なままです。

 
 料理の準備が終わり、テーブルにお皿が並びます。家族人数分+1セット余分に。この日は突然の客、知らない客でもドアをたたく者がいたら、招き入れテーブルを共にするというのが昔からの習慣で、お皿などのセッティングまではこの習慣を守る人はいます。ちゃんと一人分余分に椅子の準備もします。
 
 が、しかし、実際は見も知らない人を家に入れるというのは毎年物騒になってきているポーランド、あまり実行されていないようです。

 

こちらは昨年の食事後の風景ですが、ご覧下さい。お皿1セットは手付かずで綺麗なままです。

天使が街に降りるとき

これだけのプレゼントを子供達に気付かれずにツリーの下に運び込むのは、結構至難の業。
これだけのプレゼントを子供達に気付かれずにツリーの下に運び込むのは、結構至難の業。

さぁ、一番星が現れました。・・と突然、ツリーの下にプレゼントが登場します。ポーランドでは1番星と共に、天使が街に降り、プレゼントを持ってくるといわれています。
 
星が現れそうな時間になると、大人達は子供達を1つの部屋に集めて一番星が出るのを確認させます。雲が多い年は、田舎などではご近所さんに頼んで懐中電灯を振り回してもらっているそうですが・・・。

子供達の『星が出た!』の一言でプレゼント担当の大人はいそいでツリーの下にプレゼントを運び込みます。この星と共に天使ちゃんがプレゼントをくばっているというのが通説なので子供がツリーのところまでにたどり着くまでにプレゼントを運び込む。機敏な動作が要求されます。このあと、食事が始まり、クリスマスが静かに始まります。


 日本の皆さんにも ヴェソウィフ・シフィョントゥ!

(注)ヴェソウィフ・シフィョントゥ!・・・ポーランド語でメリークリスマス

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【NAME】ソルネク流 由樹
BONITAライターが、お届けするポーランドのこぼれ話。仕事の合間に読むのもよし、夜更けに一人で読むもよし。
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