原産地:コーカサス地方
主産地:長野県
おいしい時期:7月下旬~9月
紀元前にはヨーロッパ地方で栽培されていたといわれる西洋すもものプルーン。日本では明治時代に食べられるまで育てるのが難しくあまり栽培されませんでした。近年、技術の発達や品種改良により生食のプルーンが7月の終わりから出荷され9月まで旬の季節の果物として楽しむことができます。ドライフルーツやジャムなどで見かけるプルーンですが、全国一の生産量を誇る長野県では、早生品種「アーリーリバー」・「オバール」・「トレジティ」、中生品種「シュガー」「ロードサージェン」・「パープルアイ」、晩生品種の「スタンレイ」・「サンブルーン」・「ベイレイ」・「プレジデント」と様々な品種が店頭に並んでいます。中でも「シュガー」・「サンプルーン」・「スタンレイ」が代表品種で店頭にて手に入りやすいものです。果皮や果肉の色や大きさには違いがありますが、プルーンは緻密にぎゅっとつまった果肉と糖度が高く食べやすいのが特徴です。プルーンには、ビタミンC・A・B1・B2、カルシウム・カリウム・鉄分などのビタミンミネラルが多く食物繊維も含まれています。これらの栄養素により貧血予防や疲労回復や便秘改善に良いといわれています。果皮にはりがあり香りが良いもの、傷や色にむらがないもの、重みのあるものを選びます。また白い粉は体に悪いものではなく『ブルーム』とよばれる果物が自分を守るためにだすろう物質です。水分が蒸発するのを防ぎ新鮮さを保つ働きがあります。この『ブルーム』は美味しい印でもあるので選ぶ時に気にかけてみましょう。プルーンは軸の周りの果皮にしわがでてきて柔らかくなったら食べ頃です。完熟していないものを購入した場合は常温で保存すると追塾が進み食べ頃になります。冷蔵庫で密封して保存すれば、完熟していないものは2週間ほどは日持ちします。熟したものは美味しい時に早めに食べきりましょう。
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