原産地:熱帯アジア原産
主産地:関東・東海地方
しょうがは中国から伝わり古くから薬用として人々の役に立ち、香辛料として利用されました。谷中しょうがは、葉しょうがの品種のひとつで、新しょうがが、2-3cm位になった時の新しい根を葉つきのまま収穫し出荷します。夏にだけ出回り紅色になる品種で甘酢に漬けると鮮やかなピンク色になります。東京都台東区谷中周辺で主産地だったことから『谷中しょうが』とよばれるようになりました。東京周辺で昔から栽培されてきた伝統的な野菜「江戸東京野菜」のひとつでもあります。しょうがには、ジンゲロンとショウガオールという2つの辛味成分があります。ジンゲロンは体を温める作用と殺菌作用があるといわれています。夏風邪のひきはじめ、冷房で冷えてしまった体に効果があるといわれ、夏場は料理に添えるとよいでしょう。ショウガオールは、抗がん性があるといわれています。香りはジンギベレンやシトロネラールといわれる成分で食欲がない時などにおすすめです。選び方ですが、葉が鮮やかな濃い緑色のもの、香りが良いもの、根がみずみずみずしいものを選びます。新聞紙に包んで野菜室で保存しましょう。