何気なくテレビを見ていると流れるコマーシャル。
男性の重厚な声。
「私たちの大地、降り注ぐ太陽の光が一体となって豊かな農作物がいつも作られています。このあふれんばかりの恵みを最大限に活かそうと、私たちはメキシコへの愛を形にしました(意訳!)」
画面では、メキシコの農場や畑、山などで作られる数々の産物が映し出され、そこで農作業をする人々の輝く笑顔もまぶしく、なんだかとってもロイヤルでいい感じ。
農業省の「誇りを持ってメキシコ特産物を食べよう!」的なPRだろうな、と思っていたら最後にどんでん返し。
シャンプー、フェイスクリーム、石けん。
は????
ということで、それらが売られているスーパーに確認に行ってきました。
山盛りの石けんから探し出す
まずは石けん。 やまほど並んでいます。 正直、情報の多さに酔いそうです。 気を取り直して。 液状のボディソープもですが、なんででしょうかね、メキシコに来てから私も石けん派になりました。 で、お目当ての「Por Amor a MEXICO」のロゴを探します。 なんちゅうダイレクトな商品名。「メヒコ愛のために!」ですって。 お値段、お一つ15ペソ。 周辺の「他のみなさん」と比べると1−3割ほどお高めでしょうか。それでも日本円で一つ100円弱だから、許せる範囲。 主成分の種類が、ユーカリ、ココナッツ、コーヒー、メスカル(サボテン、アロエの一種)。 ユーカリやココナッツは分かる気がします。 コーヒーの石けん??? |
アンチエイジングにアロエ種の石けん
各商品の種類、効果は以下の通り。
ユーカリ:抗酸化、さっぱり成分 ココナッツ:皮膚の色調を整え、すべすべに コーヒー:保湿、セルライト予防 メスカル;丈夫にする、アンチエイジング おもろいじゃないの。 その中から、ユーカリとメスカルを購入。 さっそくアンチエイジング(気になり始めるお年頃なもんで)を使ってみてます。 メスカルというアロエにも似た植物(これからお酒もできます!)の自然な香りで、なんだかいい具合。どれほど使えばアンチエイジングに効果があるのかは分かりませんが。 (一ヶ月、使ってみてます。うん、ハリが出てきたというか、寝不足時のたるみが改善された、気がします。あくまでも、気がする、という。。) ちょっといいでしょ?
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唐辛子(チレ)成分のシャンプー‥???
引き続き、メキシコラブな製品からシャンプーをご紹介しましょう。
こちらも面白い主成分のラインナップ。 チレ(青唐辛子):ハリとコシに ノパル(うちわサボテン):ボリュームアップ ピーナッツ:つやを増す ピーナッツは、ピーナッツの油分でつや。分かります、分かります。 ノパル(うちわサボテン)は、メキシコの食卓に毎日登場するすこしぬめりの出る「食べ物」ですが、これでボリュームアップ?まさか、サボテンのとげとげのように。。。なんてことはないでしょう。 最後の「チレ(青唐辛子)」のシャンプー。 気になりますね、かなり気になります。 じつは、一番気になったのがこの、チレのシャンプーなんです。
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当たり前ですが使ってみます。チレのシャンプー
使ってみてます。 液体の色は、自然な(自然すぎる!)少しくすんだ青緑。 色もさておき、その香り! まさに青唐辛子そのもの! 人に寄っては「青臭い」と感じるほど、青唐辛子を丸かじりした時のような香り(日本人で青唐辛子丸かじりって、しないでしょうけど!) 分かりやすく言えば、シシトウの香り。。。 まさか、洗っているときにチレのあのピリピリが頭皮にも?なんてちょっと驚きを期待してみましたが、その刺激はありません。 ただ、香りがとても天然なので「あ〜、チレのシャンプーだな〜」としみじみ。 (またしても「人に寄っては」ですが、シャンプーにあるまじき香り、と感じる事もあるでしょう。) たしかに、コシが出てきた感じがします(感想は使用者の独自のものです。) その他にも、フェイシャルクリームに「トマト」「アボカド」(若返り効果?)などがあります。 トマト、アボカド、チレ、ノパル、ココナッツ、メスカル、などなど、すべてこれまで「食品、飲料品」の原材料としてメキシコで多く生産されてきているものばかり。 これを、その成分を上手に活かして日々のボディケアに、っていう面白くもすてきなアイデア、だと思いませんか? |