カジノ。
人工的な光と装飾に満ち、ひとときの夢を楽しむ虚構の世界。(か?)
ラスベガスのようなカジノタウンこそありませんが、グアダラハラにも数カ所、カジノがあります。
どんなんやろか?
着飾ったお金持ちたちが集い、ルーレット台を囲み真剣勝負を挑んでいる世界でも広がっているんかいな、と思ったら、いえいえ、とても庶民的。
日本のパチンコ屋さんとラスベガスの中間くらいな雰囲気。
ビカビカのカジノ
希望額を出してプラスティックのカードにお金を入れてもらいます。これを使って、店内にあるすべてのマシンに差し込み、ゲームを始めるわけです。 パチンコのように実際に玉があるわけではありません。 コインもタブレット 電子スロット、電子ルーレット、電子ビンゴ、すべてが電子、コンピューター制御の機械なので、ちょっと物足りない、つまらない感じも否めなくはありません。 すべては運次第。 もしかしたらすべてコンピューターで決まっているのかも?と思うと、すこし肩も落ちますが。 |
カジノでの過ごし方
なにせ回転が早いのと、ゲームルールを理解するまでに私も大半をすってしまいました。 だがしかし!その後には大逆転も待っていました。 私が腰を据えて挑んだのは「ロテリア」というメキシコ版ビンゴ。 数字ではなく、イラストカードを集めていくのですが、「この一枚がくれば200ポイント(ペソの倍額)!」というときに、選べる10枚のうちから一枚ずつ気が済むまで選んでいけます。もちろん、選ぶごとに掛け金がかわってくるのですが。 さて。 店内にはレストランエリア、バーエリアがあり、飲み物、軽食からしっかりとした食事まで楽しむことができます。 ゲームに熱中していても、マシンエリアを巡回しているウェイターさんに直接頼むこともできます。スロット台に目は釘付け、でも横においたテーブルからドリンク、軽食をつまみながらという姿をよく見かけます。プロっぽいです。 お客さんのほとんどが中年以降。 男女半々でしょうか、中には朝子供を学校に送り届けてからカジノに行き、迎えにいくまでの数時間ここで暇をつぶしながら多少小遣い稼ぎをする、という強者主婦もいるのだとか。(その間、家の掃除洗濯は家政婦さんにやってもらっている、とか) |
スポーツバーとも化すことが。。。
公式賭けサッカーをする人も、ただ単にスポーツバーとして男っぽくビール片手に観戦する人、画面をながめつつ、テーブルを挟んで談笑するおっさんたち。雰囲気は「街のおっさんたちの社交場」的です。 店によっても値段はまちまちですが、友人お気に入りの「ダイアモンド」というカジノでは、ビールが15ペソ(100円弱)と激安。バーに行くよりも安い! そして、軽食のピザ直径35センチが、なんと48ペソ(300円弱)!あまりの空腹に堪え兼ねてゲーム一時中断。 焼きたてのピザをかじってみると‥おいおい、いままでメキシコで食べたピザのどれをも凌駕するほど美味しいじゃありませんか!クラストもさっくりしていて、ちゃんとトマトソースの味もして、サラミもちゃんとサラミで(街のピザ屋は紙みたいな味なしサラミ)、チーズもしっかり味がする!かなりお気に入り! チーズとハム盛り合わせだって40ペソ。 自制心があるのなら、街のレストランにいかずともここで安くておいしい食事ができるじゃない?自制心があるのなら、という条件付きで。 さきほど、ゲームルールを理解するまでにほとんどをすってしまい、当初400ポイント(200ペソ分1400円程度)あったポイントがあららら、あっという間に11ポイント。もうだめか、と思ったその瞬間、キターーーーー!ギャンブル運いいのか?あっという間に500ポイントに! ということで、自制心を働かせ、ここにいた2時間半の間の飲食代二人分をさっ引いてもまだ「勝ち」の時点でその日はカジノを後にしました。 |