私を幸せにするライフスタイル BONITA message ~ いろいろな女性が自ら発信するコラム型WEB
私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2011.09.27.更新
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■ メ的伝統芸術 2

大地の色で縫い上げられた刺繍
大地の色で縫い上げられた刺繍
 前回お伝えしたアナ・パウラさんが私達に紹介しているのは、主にハリスコ州の山中に住む原住民族ウイチョール族の伝統的な芸術、工芸作品。

 村では子供達が3歳になる頃から、彼らの伝統的な手工芸品であるビーズ細工、刺繍を教え始めます。
 刺繍は、その一針一針が、大地の神への祈りとされ、それぞれにメッセージが込められています。
 よ〜〜〜〜く見てみると、一分の隙もないその仕事ぶりに気が遠くなる程。

 刺繍のデザインも伝統的なもので、彼らにとって神聖で大切にされている物ばかり。


刺繍は隙間無く一針ずつ刺されています。
刺繍は隙間無く一針ずつ刺されています。
裏面を見ると、作業の緻密さ正確さがよくわかります。
裏面を見ると、作業の緻密さ正確さがよくわかります。

デザインとモチーフ

中央の花のようなものがペヨテ。
中央の花のようなものがペヨテ。
 ペヨテと呼ばれるサボテンの一種は、彼らウイチョールにとってはとても大切な植物。
 これを儀式の最中に食べて、その成分から一種の幻覚作用を引き起こし、その間に得られる浮遊感、幻覚、幻聴によって「神と交信」することができるとされています。
 なので、このペヨテ自体が神と繋がることができるもの、として神聖視されているのです。

 刺繍や、毛糸を板に貼付けて絵画にしたタブラなどにもよく使われるモチーフです。

 この他、鹿は「神の使い」だったり、もちろん「太陽の国」ですから太陽も。メキシコ国旗にも描かれている「鷲」や、ヘビ、ケツァルコアトルといった伝説の中の鳥なども描かれます。

Pedroさんと作品
Pedroさんと作品
 タブラに使われる毛糸はどれも鮮やかな色。しかもそれらは植物から作られた天然の染料で染められているというので驚きです。

 これを、彼らは下絵もなしに心のまま、神の声のまま、一本一本、板に貼付けていき、メッセージを込めた「絵」にしていくのです。

 時に彼らの村の生活風景であったり、心の中の平和な光景、ペヨテで得た神との会話、そういったものをこのタブラにしていきます。

 じっくり眺めていると、息をするのも忘れてしまう程、緻密にそして丁寧に作られているタブラ。

 ふしぎなことに、どれもこれも素敵なのですが、このタブラにいたっては、作り手の思いがぎっしりと込められたものなので、その「魂の一作」と、買手がバシっと出会う一瞬があるのだそうです。

 先日も、糖尿病治療の医療費を捻出するため、アナ・パウラさんの自宅で展示即売会があり、山の村からペドロさんが下りて来ていました。
 
 そこに来た私の友人(ウイチョールの予備知識など全くなかった日本人)が、彼の作ったタブラに吸い寄せられるように近づき、手にしたその作品を、迷う事無くお買い上げになって行きました。
 それこそ、ペヨテから宇宙に向けてエネルギーがだされているというデザインで、本人曰く「知らない内に手にしていた」とのこと。ミラグロ(奇跡)です。


80cm x 60cm くらいの大きなタブラ作品
80cm x 60cm くらいの大きなタブラ作品
よぉ〜〜〜くご覧ください。みっちりつまっています。
よぉ〜〜〜くご覧ください。みっちりつまっています。

手作りの人形はあたたかい

村の生活そのままの姿
村の生活そのままの姿
自然で豊かな表情
自然で豊かな表情
 村の子供達が小さいうちから抱えて親しむ人形。

 このお人形も、すべて手作り。村の伝統衣装をまとい、手足、耳など全身にビーズで出来たアクセサリーを付けています。その表情の豊かなこと!

 機械で何千と大量生産される人形とは違い、一体一体に個性があり、魂が入り込んでいるようです。

 名も無いアーティスト達の、民族の伝統と文化、魂が折り込まれた、まさに「入魂」の作品。
 スペイン侵攻から500年ほどたっても廃れる事無い大切な芸術に触れる喜びに、メキシコで出会う事ができます。



ご購入、ご関心のある方は以下に直接メールでご連絡ください。(日本語、英語、スペイン語)

Ana Paula Reyes
anapaulatextiles@prodigy.net.mx

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【NAME】萬田 海晴
メキシコ生活、早くも2年半が経ち、気がつけば6足のわらじ。。。それでも、毎日楽しく過ごし、つねにGracias Mexico!と叫んでおります。
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