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2008.12.15.更新
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■ 沖縄の引越事情

移住人口の増加に伴って「幽霊住民」も増えている

 第1回目のコラムでも触れたが、沖縄への移住者は年間約25000人ともいわれ、その数は増加の一途をたどっている。しかし、これは住民票を移した者に限られた数であり、いわゆる「幽霊住民」は思いのほか、多い。特にナイチャーから人気の高い石垣島ではこのことが大きな問題になっている。また、安宿の多い那覇などでは、届出のあった住所をたどってみると、ゲストハウスの一室にいきあたることもままあると行政職員が嘆いていた。こうした問題は沖縄で生活をしている島ナイチャーとしても、非常に杞憂すべきことである。
 
 そのような背景からも考えられるように、沖縄ではナイチャーに対して慎重にならざるを得ない事情がある。これは実はどちらにとっても不幸なことではあるのだが、それはナイチャーにとって移住してきてまず最初にぶつかる「沖縄の壁」である。

移住最初の壁

沖縄で生活していくには沖縄にある銀行の口座を持たなければならない。
沖縄で生活していくには沖縄にある銀行の口座を持たなければならない。
 移住してくる際にまず必要になるのが部屋探しだが、実際に契約する段階で、この「沖縄の壁」がやってくる。ほとんどの場合、家賃は銀行口座からの引き落としになるのだが、なぜか内地にある大手銀行の口座ではダメで、沖縄の銀行に口座を持たねばならない。沖縄の銀行に口座を持つには、多くの場合、沖縄に住民票があることが条件になるので移住してきたばかりの場合、これは非常に面倒だ。先にあげたようなゲストハウスに住民票がある、という例はそんな背景とも絡んでくるように思われる。

住んでしまえば、意外とラク。

程度のいい3人掛けソファが9500円。
程度のいい3人掛けソファが9500円。

  しかし、ひとたびこうした契約を済ませてしまえば、家電や家具、車を揃えるのは他県と比べて断然安く済ませることができる。移住者の数も多いがそのほとんどが数年で内地へ帰っていくため、程度のいいリサイクル品が多く出回っているのだ。しかも、「沖縄宝島」を初めとした個人売買のサイトも充実している。空輸、もしくは船で家具を運ぶよりも沖縄で揃えた方がいいと言われるのはそのためだ。

 たとえば、写真にある3人掛けソファはリサイクルショップで9500円で購入した。またセンターテーブルは個人売買で3000円、本棚は2500円であった。

家賃の安さには目を見張るものがある。
(C)うちな~らいふ
家賃の安さには目を見張るものがある。
(C)うちな~らいふ


 家賃も安い。試しに、沖縄の不動産物件を最も多く扱っているサイト・「うちな~らいふ」で那覇市内で家賃3万円未満の2DK~2LDKの物件を検索してみると30件もある。「市民権」を得てしまえば、沖縄は住みやすい土地だといえるだろう。


 こうした初めにある手続きは、島ナイチャーの沖縄での生活をうまく象徴しているようでもある。「ゆるゆるをする」にも節度を持たねばならない、ということか。

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【NAME】佐々木仁孝
沖縄は「癒しの島」とマスコミなどに謳われて久しいですが、実際の沖縄生活はどうなのか。移住者(ときに沖縄県民)を取材し、その実態をご紹介します。
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