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私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2011.03.31.更新
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■ 計画停電で思い出した、カナダでの長い夜

停電も繰り返されれば、社会の大きなストレスに

日本では、地震後の計画停電で不便な思いをされている方がたくさんいることでしょう。私たちの生活がどれだけ電力に頼っているか、今さらながら痛感します。日常生活はもちろんですが、病院などでは、命に関わるような治療やサポートを電力に頼っている方も多いはず。尊い命を守るために、医療機関の方がどれほど苦労されていることか・・・。どうか一日も早く、再び十分な電力が安全に供給されますように。


真夏の夕方、扇風機は突然止まった

私には、停電と聞いて必ず思い出す体験があります。

あれは2003年8月の夕方のこと。カナダとはいえ蒸し暑く、あの日も扇風機を使っていました。夫が帰宅した夕方4時過ぎ、突然扇風機がストップ。停電だろうからそのうち電力が戻るだろうと待っていましたが、15分過ぎても、30分過ぎても、一向に扇風機は回りだしません。これはおかしい、うちのアパートだけだろうか? 夫と話し合うものの、当時はアパートの9階に住んでいたので、エレベーターも止まっているだろうとしばらく部屋にいました。

わが家には携帯用のラジオがなく、情報が何も入らなかったのですが、窓から見る街には光がまったく見えないことから、一帯が停電だということだけはわかりました。


停電時は、もちろん信号もすべて消えました。
停電時は、もちろん信号もすべて消えました。
停電で信号が消えたとき、人々は落ち着いて、警官なしで問題なく交差点を運転していました。
停電で信号が消えたとき、人々は落ち着いて、警官なしで問題なく交差点を運転していました。
そのうち太陽も傾き始め、お腹も空いてきたので外で何か買って来ることになりました。冷蔵庫に入っている食料はわずか。真夏ですから、できれば停電中はドアの開け閉めはしたくありません。

夫と出かけたものの、停電でどこも閉店。唯一開いていた、シュワマ(ピタを使ったサンドイッチ)の店は自家発電を使っていたのでしょうか。肉を焼く独特のグリルが熱で真っ赤になってゆっくりと回り、シュワマを買い求める人々の長蛇の列ができていました。


ここも停電のときには、真っ暗になったのでしょうか。外灯が灯っていると、とてもロマンチックな場所ですが・・・。
ここも停電のときには、真っ暗になったのでしょうか。外灯が灯っていると、とてもロマンチックな場所ですが・・・。
住宅街でも、もちろん停電でした。
住宅街でも、もちろん停電でした。


歩けども歩けども、開いている店はありません。空腹でお金はあるのに、食べものを買う場所がない。

日が沈んで暗くなると、人々が通りのあちこちで集まって、ろうそくに火をともしながら話していました。夜風にあたることのできる戸外のほうが涼しかったのでしょう。それに真っ暗なアパートにいるのは不安だったのかもしれません。

私たちは結局アパートに戻り、車を運転してあらためて開いている店を探しに行きました。そのとき車内のラジオで、初めて何が起きているか知りったのです。アメリカのニューヨーク一帯からオンタリオ州の広域にわたって、大停電が起きていました。

幸い、当時私たちは州境にある都市に住んでいたので、車で隣のケベック州へ行くと、何事もなかったように街にはこうこうと明かりが灯っていました。

結局、電力は24時間以内に復旧したと記憶しています。でも不自由で、何よりすごく不安でした。電気がなければ、家電をはじめさまざまな電化製品は何の役にも立ちません。私たちの生活がいかにもろいか、考えさせられました。

※ この連載は今回で終了です。
  今まで、等身大のカナダライフを伝えてきましたが、
  いかがでしたでしょうか。
  ご愛読、どうもありがとうございました。




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