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2011.01.11.更新
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■ パリの穴場的スポット、ヨーロッパ写真美術館

人気のショッピングエリアにひっそりと構えるプチ・ミュゼ

 ショッピングエリアとしても人気のマレ地区の中心に、ヨーロッパ写真美術館があります。常時5〜6つのテーマやアーティストの企画展が行われており、写真好きはもちろん、アートや建築好きにもおすすめのスポットです。

古い邸宅を利用しつつ、内容なモダンな写真の企画展

古い邸宅の名残は階段とシャンデリアに
古い邸宅の名残は階段とシャンデリアに
 歴史とトレンドが混在するマレ地区の拠点となるサンポール駅から、目と鼻の先にあるヨーロッパ写真美術館。外観はコンクリートの壁で覆われていて、一見何の建物かわからないくらいのひっそり感が漂っていますが、中に入ってみると奥は写真専門の美術館となっているのです。

 マレ地区は古いお屋敷が残っている地区としても有名で、ピカソ美術館やフォルネイ図書館も例にもれず。この写真美術館は18世紀建設の貴族の邸宅を利用しており、各展示室はモダンデザインでありながらも、階段やシャンデリアにその名残を見ることができます。

 美術館の中には、ブックショップやカフェも併設されていてなかなかの充実度。地下から4階まで、計5フロアにわたる展示室の多さにも驚かされます。

バラエティ豊かなラインナップが魅力

マルク・リブーの作品は、子供と一緒に楽しめる
マルク・リブーの作品は、子供と一緒に楽しめる
 現在行われている企画展は、『極限の周辺』、『パリ・マッチ(※フランスの週刊誌)のルポルタージュ写真大賞』、『マルク・リブー展』など全部で6テーマ。報道色の強いルポルタージュ写真は考えさせる作品が多く、社会的。

 26のアルファベットを26枚の写真でそれぞれ表現したマルク・リブーの作品は、子供でも楽しめる作品。海に飛び込む写真で「S comme Saut」(飛び込み=Sautの"S")といったように、そのアルファベットではじまる単語を連想させるイメージを展示したもの。特に気に入ったのは、中国の子供が写真を撮るしぐさをしている「I comme Imiter」(物真似=Imiterの"I")というイメージ。写真では見えないカメラマンの様子が創造できて、とても和める一枚です。

インパクトが強烈なテーマの作品展も

あるゲイカップルが死に向かって行く様子を撮った作品
あるゲイカップルが死に向かって行く様子を撮った作品
 それでも、一番強烈な印象だったテーマはやはり『極限の周辺』でした。タイトル通り、多くの「行き過ぎた」ものを扱っていて、時に見ていて痛々しく感じてしまうようなものもあり、そういったものが苦手な私は思わず目をそらしてしまいつつこれも写真の世界なのだと妙に納得してしまったり。

 絵画や彫刻などのように全くのゼロから新たなものを創造するのではなく、実在するものを素材にそのまま見せたり、操作・デフォルメをして全く違う印象のものを新たに創り出したりすることができる写真は、奥深いアートだなと改めて実感します。
暗室から浮かび上らせる演出にも注目
暗室から浮かび上らせる演出にも注目
マドンナの写真もありました
マドンナの写真もありました

著名な写真家たちの展覧会に今後も注目

 過去には、日本でも人気の高いファッション・フォトグラファー、サラ・ムーンや、60年代のおしゃれなグラフィック・イメージを創り出したデルピール&シー(http://www.mep-fr.org/actu/delpire.htm)の企画展が話題になりました。最近とある「事件」で話題になったマリ・フランソワ・バニエや、巨匠アンリ・カルチェ・ブレッソンの作品展も頻繁に行われています。

 人や風景、社会的なテーマからファッションまで、ありとあらゆるジャンルの写真作品を見られるので、どんな人でも楽しめるような内容になっているこのヨーロッパ写真美術館。ルーブルやオルセーなど、世界的に人気で有名な美術館もいいけれど、たまにはこんな穴場のプチ・ミュゼを訪れてみてはいかがでしょう。

Maison Europeenne de la Photographie  メゾン・ヨーロピエンヌ・ドゥ・ラ・フォトグラフィー
www.mep-fr.org
開館時間:11h〜20h
月・火・祝休
入場料7€
毎週水曜の17h〜20hは入場無料

【住所】5/7, rue de Fourcy 75004 Paris   TEL01 44 78 75 00  
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WRITERS NOTE
【NAME】野口 裕子
美味しいものが大好きな自称パリ・パトローラー。パリのステキな雰囲気や楽しさをお伝えできればと思っています。
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