私のメキシコ生活も3年目に突入しました。
仕事やプライベートでの人脈も広がり、外食する機会も増えて来た所で、レストランでいただけるメキシコの味をご紹介しましょう。
「最高のレストランはママのいる家」と、なんどもメキシコ人からきかされてはいますが、旅行者にとってそこに「入店」するのは至難の業。(「突撃!隣の‥」方式でいけば、出来ない事も無いでしょうが)
今回は、レストランや食堂で食べられるメキシコ料理をご案内。
どんな街にもかならずある「メヌード屋」さん
朝ご飯抜きで出かけた私達にはちょっと辛くなって来る正午。でもこちらでは朝食とランチの間の時間。レストランも閑散としていましたが、そこは食いしん坊王国のメキシコ、市場の周辺をあるけばかならず見つかります。 重い木の扉が開け放たれ、プラスティックの簡易椅子が並んだ食堂は、「メヌード」と呼ばれる牛の胃袋スープの専門店。メインがこのスープで、その他に少々のトルティーヤを使った料理があるのみ。 このスープ、もつ鍋、モツ好きにはたまらない一品で、ジックリ煮込まれた柔かハチノスなどの臓物が、辛みを抑えたチレの出汁で身も心も温まるスープになっています。 この街だけではなく、メキシコ全土で愛されているスープなので、ご旅行の際にはぜひ「Menuderia(メヌード屋)」の看板をお探しください。 |
カルニータにケサディージャ(垂涎)
その隣町では、カルニータ(豚煮込み)専門レストラン。
街で一番大きなこのレストランでは、長時間煮込んで柔らかくなった豚肉を一人前が250g基本で供されています。かなりの量。 それと競うように人気なのがここのケサディージャ。トルティーヤに高原育ちのチーズを挟んで焼くものですが、ここのはおぶりでしかも揚げてあります。イタリアのカルツォーネにも似た感じで、さっくりと半分に切ると中からミルキーなチーズがとろ〜り。 これを食べるためだけにグアダラハラから車を飛ばして来ても価値がある、でも量が多いのできゅうきゅうの空腹でいらしてくださいね。
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湖のほとりで
日本人に魚?と思いつつ、定番のつまみを頼んでみました。 かりっかりに揚げられた魚に数種類のサルサをお好みでつければ、ビールが進む進む! このお店はワイン、テキーラ、メスカル(メキシコの地酒)も専門としており、古びた店内の壁一面にそのボトルが並んでいます。 食事をしながらお好きな瓶をそのままテーブルで飲む事もできます(おどろいたことに市販価格と大差ない!) |
珍味も出る伝統メキシコ料理店
グアダラハラ市内に戻り、「ザ!メキシコ料理」の店を尋ねました。
ここもテキーラ専門店で、約100種類のテキーラをグラスで楽しめます。ここの売りは、ちょっと変った土着料理で、中にはぎょっとするようなものも。 友人がぜひ!とオーダーしてくれたコチラ。 「まあ、いいから」と食べてみると、この白い米粒みたいなものが口のなかでぷちっと弾け、すこしバターのような風味。一緒に混ぜられたハーブとトマトベースのサルサで生臭さは消えていますが、なんだろうこれ。 正解は「アリの卵」だそうで。 最初からきいていたらおそらく食べなかっただろうな。。。でも日本でも食べますよね、蜂の卵とか。そんな雰囲気。 この高級レストランは、突き出しのサルサをテーブル毎に目の前で作ってくれます。トマト多め、チレ少なめとか、お好みで調合してくれるので、辛すぎて料理の味が判らなくなる事もないし、なんといっても新鮮なトマトを焼いて潰したサルサの奥深い味にノックアウトされます。(サルサばかり食べていた私)
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Puente de Guadalupe y Reyes(プエンテ デ グアダルーペ イ レジェス)と名付けられた12月12日から1月6日までは「魔のパーティ週間」。 飲み食いの連続でみなさん平均+3kgになるのだとか。恐ろしい恐ろしい。 では、¡Que tengan muy feliz navidad y año Nuevo! |