日常の光景の中に、彼らの仕事が見えます |
職人さん専用の「作業椅子」 |
日本だと「たった20分でなにも変らないでしょう」という感覚ですが、メキシコは国土が広いため、昔から村々は「点と点」のようにありました。なので今も、20分走っただけで近代的な都市とは街の趣きも人々もまったく異なる「田舎町」になるのです。
ここ、私が住む街、トナラ。
ここはメキシコの伝統的な焼き物「トナラ焼き」の街。
小さな入り口が所々並ぶ通りは、そのドアの奥に長く敷地が続き、中庭、居住スペース、その奥には大抵、工房や小さな焼き物窯がひっそりとあります。
工房に置かれた小さな椅子は子供用ではなく、職人さんが絵付けの時に使う椅子。この小ささが、足の上に置いて細かな模様を描くのにちょうどいいサイズ、なんだそうです。