岐阜県の群上八幡は、長良川の上流にあり、吉田川、小駄良川の3つの川が豪料する場所にあります。環境省によって名水の町の指定を受けている群上八幡は、まさに水の町。
今は少なくなってしまった川遊びをする子供たちが当たり前のようにいて、川に飛び込む子供たちの姿が見られます。
群上八幡ならではのものに、「水船」と言われる水利用のシステムがあります。水船はワキミズや山水を引き込んだ二層または三層になっている水槽です。
最初の水槽は、飲み水に使われます。次の水槽は食べ物などを洗うのに使われ、最後の水槽は汚れた食器などを洗うのに使われます。そして、食器ののこった食べ物の残りがそのまま下の家kに流れて魚などの餌になり、水は自然に浄化されて川に流れて行くのです。
また、水を育むこの待ちでは、水路掃除は当番制になっていて、そのほかにもきれいな水を保つために様々なルールがあります。群上八幡の人々には水を無駄にせずに水をきれいに使用するという精神が根付いているのですね。
「水船」は個人の家の敷地内にあるものですが、観光用に設置されたものもあります。旅行などで立ち寄った人たちの喉を潤してくれます。機会があったら一度は訪れてみたい街です。
http://www.gujohachiman.com/kanko/water_j.htm
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