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私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2010.08.19.更新
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■ メ的☆おかん

 (トップの写真は、はるばるメキシコまで遊びに来たうちのおかんと、友人のおかん。)

 20年程前の日本のドラマで「冬彦さん」などという、超ド級のマザコンが話題になりましたね? ラテン諸国ではそれがデフォルト。というより、マザコンという言葉が通用しない程、それは常識であり、日常なのです。


「おかん」という生物

ママがダイエット中の最大の敵、という。
ママがダイエット中の最大の敵、という。
 友人の、常にナイスバディをキープしたく頑張っているパウちゃん。数日間の休暇の後、彼女の体に異変が!お腹がぽよ〜んとしちゃってるので、「あれ?」と声をかけると即座に返答が。「ええ、そうよ(怒)うちには母親が居るからね」と。なんですって?お母さんがいるから太る、わけ?そうなんですって。

 以下、彼女の家の会話。

 「ただいま」
 「おかえり。夕ご飯食べるでしょ?」
 「ダイエット中だからいらない。」
 「チレ(唐辛子のソース)かける?かけない?」(←食べるか食べないか、についての問答になっていない。)

 そう、「この子に食べさせる」のが母親の責任、義務、職務であり使命。

 なので、支度をとってテレビを見ようとする頃には、彼女分の食事(しかもたっぷり)がちゃんと用意されており、そこはメキシコ人(=食いしん坊)の彼女なので、残さずちゃんといただく、と。

 ですから、真面目にダイエットをするにはまず、母親から決別しなくてはなりません(大げさではなく。)

いつもだれかの分を用意しています

だから買物も一勝負、的。
だから買物も一勝負、的。
 実の母親でなくても、友人の母親であっても、そのまた友人であっても、家に遊びに行くとまず問われるのは「お腹空いてない?タコスいくつ食べる?」と。

 そこの家の「母親」がこしらえた料理を食べることが大前提で遊びに来ている、と彼女達は思っているのです。

 なのでいつも、料理は多めにこしらえます。

 だから毎日、メキシコの母達は朝早くから買物に精をだし、どれだけ手際良く効率的にしかも安価に買物をできるかで、彼女達の中でタイムトライアルのようにしているのです。

 事実、こうやって日頃仕事に忙しく、ろくに料理も作れないでいる日々が続くと、「今日当たり、あそこの家に遊びにいこう(そして家庭料理をいただいちゃおう)」なんて狡猾なことも浮かんできてしまうので、人間の慣れというのは恐ろしい、そしてまたここに、立派なメキシコ人が出来上がって行く訳で。

 彼女達(家のドンである母親)にとって、それは「ずうずうしい」と感じたり「厚かましい」と疎ましく思うことでもなんでもない、むしろ、そうやって人が集まる事は彼女達にとってこの上ない喜びにも値するのです。もちろん、彼女達への小さな貢ぎ物、花であったり、チョコレートやケーキであったり、を持参すればポイントも上がります。

 けれど彼女達は「見返り」は期待しません。聖母マリアを信仰するカトリック。母であること、与える事のできる幸福でもって、彼女達は家に集まる人々に今日の糧を振る舞い、食卓を分かち合います。

 なんという慈悲深さ。

ママが居るからボクがいる

オフィスのパーティに駆けつけてくれた、友人の母息子
オフィスのパーティに駆けつけてくれた、友人の母息子
 マザコンに戻りましょう。

 メキシコの、いや、ラテンの男達は死ぬまで「ママ命」なんでもママに相談するし、何処に行くにもママを連れて行き、ママの意見を尊重します。

 一人でお出かけするような場所はともかく、ママも知っている人達の集まる場所には必ず、セカンドバッグのようにしてママを連れて行きます。

 始めのうちは私も、「なんでママもいっしょなの?」と疑問でしたが、最近では「なんで今日はママいないの?」と。

 何はともあれ、ママ、なのです。

 それはマザコンという域を越えており、そして「ママあっての日常」と、彼らの中ではプラットフォームが形成されているのです。冒頭の「冬彦さん」と違うのは、彼ら(子供達)が幼稚っぽいのではなく、立派に大人の男性として社会で活躍しており、その上で、母親をむげになどせず、つねに大切に愛情をもって接している、ということ。

 今日本で問題となっている「親子の断絶、関係の希薄さ」なんてことは、ここでは起こらないのです。


マリアナ海溝よりも深く

Te quiero mucho!!ママのお誕生日は盛大に!
Te quiero mucho!!ママのお誕生日は盛大に!

 ママの愛情の深さは、世界何処でも同じでしょう。
 
 しかし、ラテンはもっと深く、もっと広い。

 40半ばの息子が2週間、ちょっと旅行に出る際、玄関先でおかんが息子の額に手をやり、自分も十字をきり、なにやらぶつぶつ。旅の道すがら、安全に楽しく過ごせる様、そしてまた元気に戻れる様お祈りを捧げているのです。

 それを神妙な顔をして受ける息子(といっても、おっさん)。 

 先日、少しの間日本に一時帰国をする私にも、同じようにお祈りをしてくれました。

 ああ、母の愛は太陽のごとく、眩しく熱く、すべてを包み込むのね。
 

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【NAME】萬田 海晴
メキシコ生活、早くも2年半が経ち、気がつけば6足のわらじ。。。それでも、毎日楽しく過ごし、つねにGracias Mexico!と叫んでおります。
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