人の心理や性格傾向は、本人の気付いていないところにこそ見え隠れするもの。 口グセや、席の取り方、○の書き方…。 今までにも、ちょっとしたところにあらわれる「ココロ」について取り上げてきました。 今回は、その“オフィス編”! なにげなく通っている職場もよく見ると、そこに集う人たちに関する手がかりがあふれているもの。さあ、上司や同僚のことを思い出しながらご一読あれ☆ |
どんなオフィスがお好み?
では早速、オフィスにあらわれるいろいろなココロに迫っていきましょう。
まずは、「オフィスの好み」にあらわれる性格。 心理学者の内藤誼人氏の分析をもとに、職場と家の位置関係やオフィスの建物の好みから、その人の性格傾向をズバリ解明! ●職場の近くに自宅がある人● 偶然ではなく、意図的に自宅の近くの職場を選んだ人、または職場の近くに住居をかまえた人は、家庭を大事にするタイプ。仕事人である以上に、家庭人としての一面を重要視している。 ●小さなビル、小さなオフィスを好む人● 基本的に人間関係が苦手。計画的に優れており、与えられた仕事をしっかりこなすタイプ。ただ、その堅実な仕事ぶりをなかなか上司に認めてもらいにくいのが損なところ。 ●職場が古いビルなんて我慢できない!という人● 常に変化を求め、新しいことにチャレンジしていくタイプ。 その分、じっくりひとつのことをするのが苦手で、転職なども多い。 ●仕事ができればどんなに古いオフィスでも気にならない人● 倹約的で現実主義者。 |
デスクに飾っているものは?
次に注目するのは、「デスクの使い方」。
職場の自分の机に、写真や絵、お気に入りのアイテムを飾っている人、けっこういるのでは? アメリカの心理学者ディミトリウスは、職場のデスクに飾るものから、その人のキャラを推測できるという説を提唱しています。ではでは、早速チェック! ●自分の写真(自分が友人や家族と写っている写真)を飾る人● 物事をおおげさに言ったり、多少脚色して話をするのが好きなタイプ。 ●本や資料を棚にあふれさせている人● 基本的に見栄っ張り。物事に形から入ろうとするタイプ。多少の虚言傾向アリ。 ●ポスターや芸術品で机を装飾する人● 自分を大切にするタイプ。よく言えば信念が強く、悪く言えばナルシスト。 ●植物や花などを飾る人● 健康志向で芸術家肌、人当たりのよいタイプ。 今はやりのロハスなタイプ、もしくはそういう自分を演出したいと思っている可能性も。 |
出世を左右する意外なものとは!?
最後に、ちょっとオフィスとは離れますが、仕事つながりでこんなお話を。
仕事をするには出世をしたい、と考える人は少なくないと思いますが、 その人の前途がこんな意外なものから見えるとしたらどうでしょう? 睡眠研究家のハートマン氏は、睡眠時間とデキる人間との関係について言及。 その中で、睡眠時間の長さと出世との関わりを示唆してるんです。 ポイントは、「6時間以下」と「9時間以上」。分析結果をどうぞ! ●6時間以下の睡眠で十分という人● 精力的で野心家、決断力に富んでいて、不満が少ない。 要するに、出世が早いタイプ。 ●9時間以上睡眠をとらないと調子が出ない人● 軽い憂鬱を感じやすく、いつでも悩みを抱えている。精神的安定度もイマイチ。 要するに、出世が難しいタイプ。 睡眠時間で出世できるかどうかを判断するなんて随分乱暴な感じがしますが、 睡眠研究の上でも「7時間半以上眠っても良質な睡眠は得られない」と言われていることを考えると、どうやら睡眠は適度にとどめておくのがよさそうです。 (睡眠についての詳しいことは、「第66回 サイクルと環境を味方に、ぐっすり。☆快適睡眠の秘訣☆」へ。) さてさて、オフィスにみえるいろいろなココロ、いかがだったでしょうか? 明日出社したら、きっといろいろな人のデスクを見回してしまうハズ! こっそり、その人のキャラを覗いて、楽しんでみてくださいね♪ |
今まで何度か、「~を見ればその人がわかる!」といったテーマを取り上げてますが、そのたびに驚くことが。 まず純粋に、ココロっていうのは本当に至るところにあらわれているものだなぁ、という驚き。そして、ことごとくそれを研究・分析した人が存在している、という驚き。 人の好奇心って、ほんとスゴイですよね。 「ココロ☆ラボ」ももちろん好奇心たっぷりでお届けしています!次回もお楽しみに☆ |