みなさんは、もうご覧になりました? ドラマから映画になり、話題沸騰中の「ライアーゲーム」。 バカ正直な神崎直(戸田恵梨香さん)と元天才詐欺師の秋山深一(松田翔太さん)を中心に、メンバーたちが「ウソつきゲーム」を繰り広げながら巨額のマネーを奪い合うというストーリーですが、みどころは何といっても、タイトルどおりの騙しあい。 たくみにウソをつきお互いを欺きあう様子には、思わずドキドキ…。 さすがに「ライアーゲーム」のようなことはないにせよ、 ちょっとした“ウソ”は誰でもが口にしたことがあるはず。 身近なものでいえば、お世辞や社交辞令も広い意味でいえばそうですよね。 特に、男と女の関係を語る上では欠かせないものであったり…!? というわけで、今回は、ひろーい意味での“ウソ”を、男と女という観点から分析します! |
ウソつきなのは、男?女?
ウソの話、まず最初のテーマはコチラ!
ウソつきなのは男か女、どっち? アメリカの映画会社が、2000人のイギリス人に対し、 「アナタは1日に何回、軽いウソをつくか」を調査したところ…。 1日につくウソの平均回数 男性6回、女性3回。 おっ、男性が女性の2倍「ウソつき」という結果に。 ただ、そのウソの内容を見てみると、男女ともに1位は「問題ない、大丈夫」。 男性の2位は、「これが最後の1杯」、 女性の2位は「あら、これは新品じゃなくて、前から持ってたのよ」。 対象がイギリス人なのでそのまま日本人も同じ結果になるかは難しいところですが、ウソの内容は国境を越えているような…!? |
ウソを悪いと思っているのは、男?女?
では、次はもうちょっとつっこんだテーマを。
ウソをつくことを「悪い」と感じているのは、男と女、どっち? 心理学者の渋谷昌三氏が行った調査から探ってみましょう。 調査は質問紙形式で、被験者は大学生と社会人。 ウソという言葉にどんなイメージをもっているかを記述してもらいました。 その結果、ウソに対してどんなイメージをもつかによって、 被験者は以下の4つのグループにわけられることが判明! ①否定タイプ ウソは「悪い」「ずるい」「きたない」というように、無条件に否定的にとらえるタイプ。 ②消極的肯定タイプ ウソを「必要かもしれないが、やはり悪いこと」「できるだけつきたくない」などのように、ウソに抵抗を感じつつも、消極的に肯定するタイプ。 ③積極的肯定タイプ 「ウソも方便」のように、ウソの効用を積極的に肯定するタイプ。 ④総論的記述タイプ 自分のウソについての態度を答えるのではなく、「ウソは人との摩擦を少なくするもの」「人間関係の潤滑油」のように、辞書のような総論的意見を述べているタイプ。 では、男女それぞれにおいて、それぞれのタイプの分布をチェック! (※実験結果をもとに、社会人・大学生合わせたデータで作成しています) |
ウソを純粋に悪いと思っていそうなのは、なんといっても①否定タイプですが、 ご覧のようにその割合には男女の差はナシ。 ただ、女性のほうが②消極的肯定タイプの割合が少し多いので、 ウソをつくことへの葛藤は女性のほうが多少強いといえそう。 とはいえ、ウソにそんなに罪悪感を感じていない③積極的肯定タイプが、男女ともに1位! つまり、「ウソ=悪いもの」という思いは、男女ともにそう強くない。 むしろ「ウソ=社会生活の上でなくせないもの」という現実的な考え方が、 お互いの共通認識になっているといえそうです。 |