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私を幸せにするライフスタイル BONITA message
2010.03.18.更新
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■ メ的☆職人芸 その1

伝統工芸を守れ!

手間がかかる緻密な絵柄、これぞ伝統的なトナラの工芸品!
手間がかかる緻密な絵柄、これぞ伝統的なトナラの工芸品!
 グアダラハラ郊外に広がるトナラ市。
 ここでは昔から、木で出来た民芸品や様々なタイプの陶器、磁器、素焼きのつぼや置物が作られています。
 
 ここ20年で、このトナラに民芸品を買い求めに来る観光客(主にアメリカやカナダから)の好みによって、伝統的なトナラの絵付けが変って来てしまったと聞きます。
 素朴で温かみのあるトナラ、メキシコ伝統の絵柄から、北欧家具のようなシンプルで幾何学的な絵柄に、大手メーカーがそのデザインを変えてしまっているとのこと。
 ちょっと淋しいですね。

 昔ながらの緻密で繊細、それでいて伸びやかな絵付けの素焼きの置物、壷を、横浜でメキシコ民芸品を取り扱うSol Grandeさんが復活させたので、お手伝いがてら、その工房を見に行きました。


ごろごろっと無造作に並んで(?)います
ごろごろっと無造作に並んで(?)います

静かに作り続けています

一財産!これが大体伝わる「型」
一財産!これが大体伝わる「型」
 注意深く歩いていても見落としてしまう狭い入り口のその奥に、この素敵な素焼き壷の工房がひっそりとありました。
 
 職人さんはアンヘルおじさん。
 子供のころからここでずっと、この素焼き工芸品を作り続けているとても寡黙な、でも誠実な仕事ぶりのおじさんです。

 代々伝わる型に粘土をはめ込んで成形、乾かして焼いて、絵をつけてまた焼いて。
 気候や気温によってその大きさが多少変化するのも自然なものならでは。

 小鳥の声がひびくひっそりとした工房に置かれた小さな椅子は、膝の上に陶器を置いて絵付けをするのにちょうど良い、こちらもまた手作りの「職人専用椅子」なんですって。

 日がな一日、アンヘルおじさんともう一人の職人さんは、口数も少なに黙々と、絵付けをして行きます。

置物から実用可能なものまで

 型にはまった絵だけではなく、その時々の職人さんの気持ちや想像力に任せて、なんとも伸びやかに平和きわまりない絵が描かれて行きます。
 とても細かい作業ですが、そこは職人技。両手で抱える程の首の長い壷でも一日で描かれて行くんだとか。

 工房には、もう端から端までぜんぶください!と言いたくなるような作品がずらり。

 ほっこり手のひらサイズのテコロテ(みみずく)や小鳩、玄関に置きたい高さ80cmほどの壷や水差しなどなど。

 本文一番上の写真はフルーツ皿。
 だけど実用するにはもったいない、壁にかけて眺めたい絵皿の模様のこまかいこと。

ふた付き壷や花瓶も
ふた付き壷や花瓶も
手のひらサイズのテコロテちゃんがかわいいのだ
手のひらサイズのテコロテちゃんがかわいいのだ

仕上げは石で磨く?

この小石で磨き上げます
この小石で磨き上げます
 絵付けが完了した作品は、メキシコの北部で取れるPyliteピリテと呼ばれる黄鉄鉱で1つ1つ磨き上げられ、艶を出して完成、となります。
 小さな石でくまなく表面を磨く作業は奥さん。
 描かれた絵柄をいとおしむように大切に、石で磨いて行きます。

 そのそばでは小学生の孫息子が、おじいちゃんおばあちゃんのやっていることをじっと見つめて。
 伝統は伝統、この街にはこの街のスタイルがしっかりとあります。

 それを後世まで伝え続け、作り続けるのも、職人さんと私達民芸品バイヤー(見習いですが‥)の大切な役目と、ほこりを持って送り出し続けています。


<来週は、なぜに人気?メキシコの乳酸菌飲料!>
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【NAME】萬田 海晴
メキシコ生活、早くも2年半が経ち、気がつけば6足のわらじ。。。それでも、毎日楽しく過ごし、つねにGracias Mexico!と叫んでおります。
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