メキシコは厳粛なカソリックのお国。
人生の中で大きな意味を持つ「結婚式」を友人が挙げたのでいそいそと出かけて来ました。
数年来の大切な友人、Alfonso(アルフォンソ)から結婚式の日取りを伝えられたのが11月初め。招待状が届けられたのが12月の末。式は1月の末に、彼の実家近くの教会で行われました。
式の前に懺悔?
教会でのミサが始まるのは1時半と書かれていたので、律儀な日本人は時間ピッタリに行ったところ、招待客が集まり始めた所でした。 いつ、始まるの?花嫁や家族も未だ着ていないし、時間押しているの?と思ったら、ミサが本当に始まるのは2時。 みんなにちゃんと集まってもらいたいから30分早く時間を記しているとのこと。さすが「のんびり」なメキシコ人気質をしっかり解っている招待状。 まず、花婿が登場。一人で自分で運転して。で、すでに集まっている招待客一人一人にご挨拶。 で、「ちょっと懺悔に行って来る!」と、司祭様のいる祭壇裏に消えて行きました。 神聖なミサの前に、懺悔をしなければ!とのこと。 はっはっは、何をしたんだ、Alfonso! と、花嫁が登場。お父さんと一緒に真っ白なドレスを着込んで、Alfonsoの従兄弟であるヘアメイクさんにばっちり綺麗にしてもらったAlejandra(アレハンドラ)は、いつもとずいぶん違うイメージ(いつもはほぼスッピンのナチュラル美人)で、さすが本日の主役。 ここでようやく、ミサが始まる様子。 バージンロードを、よちよち歩きのフラワーガールを先頭にして、この結婚の「証人」となる友人数名に続き、花嫁とそのお父さんが歩いて行きます。 |
すぐには終わらないミサ
日本の「なんちゃって教会の結婚式」とは違い、本家本元。
じっくり時間をかけて夫婦生活とは、二人の誓いとは、を滔々と説く司祭様。 今日のミサはそれも長くて、約30分のお話が続きました。 証人となる友人達との誓い、そしていよいよ、お互いの両親への感謝の挨拶のあと、「Yes, I do.」
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ロザリオが結ぶ二人の絆
今回の二人はBride's maid(新婦側の友人女性達)やBest Man(新郎側の友人男性達)を立てるタイプではなく、家族を全面に押したタイプ。 誓いのあと、El Lazo(エル ラソ)という、二人の体をぐるりと囲むながいロザリオが二人にかけられます。これは、二人の体は2つに分けられていても、その魂と愛は永遠に1つである証とお守りだそう。 そのラソがかけられ、膝まづく二人の後ろでは、本日のミサの聖体拝領の式が執り行われます。 洗礼を受けた(ほとんどの人が当然受けている)人々が司祭から祝福を受けます。 で、ミサは終了。みんなの拍手のなか、二人は教会から出て行きました(で、外で大撮影大会と挨拶大会)。 |
いやぁ、ちょっと「長い」感じはしましたが、質素ながらも温かいミサでした。
さあ、これからパーティー会場に移動します。教会周辺は大混雑!
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<来週は、メキシコの結婚式、パーティ編!>
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